臨済宗中興の祖白隠禅師とは?浄土真宗地区総代は思う。

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お家の仏教、浄土真宗の地区総代を一年間勤めさせて頂きました。

実際には、配布物配りと会費の集金なのですが…。

これまで親まかせでしたので、これからは少しは仏教のことも知っておこうと思うのです。

親鸞と浄土真宗の歴史については少し理解できたと思います。

鎌倉時代に活躍する親鸞や日蓮のことも知るようになりました。

実は二人とも比叡山の出身なのです。

同じ比叡山仏教ではありますが、比叡山の中の革新派ですね。

そんな中、江戸時代に出てきた白隠が興味深かったのです。

白隠禅師とは?

静岡県沼津市原の長沢家の三男として生まれました。

15歳で出家して諸国を行脚して修行を重ねます。

そして、24歳の時に鐘の音を聞いて見性体験をしたと言います。

見性体験で増長し、信濃の飯山で正受老人(道鏡慧端)に厳しく指弾されます。

すぐに正受老人の弟子となり修行を続け、次の階梯の悟りを得たといいます。

のちに禅修行のやり過ぎで禅病(現代で言うところのノイローゼや肺患)となります。

そこで白幽子という仙人の岩窟を訪ね「内観の秘法」を授かって回復したそうです。

その白幽子の机上には只『中庸』『老子』『金剛般若経』のみが置かれていたといいます。

修行を進め、42歳の時にコオロギの声を聴いて仏法の悟りを完成したと言います。

地元に帰って布教を続け、臨済宗を復興させました。

「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」

とまで謳われました。

現在、臨済宗十四派は全て白隠の著した「坐禅和讃」を坐禅の折に読誦しています。

墓は富士山を望む原の松蔭寺にあります。

正受老人の戒め

五百年に一人と讃えられる白隠慧鶴ですが若い時は大したことなかったそうです。

少しばかりの悟りで天狗になっていたのです。

その天狗の鼻を折ったのが正受老人でした。

24歳の時正受老人の坂の上の庵を訪ねます。

しかし、一喝のもとに坂から蹴落とされました。

白隠は坂の下で血塗れになりました。

普通の人ならば激怒するのが当たり前ですが、白隠は

「偉大な禅の気風に触れた気がした」と弟子入りを志願するのです。

正受老人の元で修行したのはわずか8ケ月でした。

その間、正受老人は何も教えません。

蹴ったり殴ったりと辛辣を極めた指導と言われています。

禅宗は不立文字、教外別伝の原則です。

正受老人の深い境地が白隠を覚醒させていったのです。

白隠禅師の悟り

白隠禅師が若い頃に法華経を読んだ時の感想が、

「法華経の教えはラッキョウの実にさも似たり、

剥けども剥けども実はあらず」だったそうです。

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法華経はラッキョウみたいに中身がないといったのです。

何も値打ちがないと捨て置いたのです。

40歳を過ぎた秋の深まり行く日に再び法華経を読み出します。

鈴虫の鳴く中、静かに法華経を読んでいました。

知らず知らずに法華経に没入していきます。

すると突然「あっ!!」と叫んだのです。

その瞬間、滂沱と涙が出てきて、三日三晩涙で明け暮れたと伝えられています。

頭ではなく、知性ではなく、魂でわかったのです。

法華経の素晴らしさがわかったのです。

お釈迦さまが言わんとする真髄がわかったのです。

お釈迦様は「たとえば、たとえば、たとえば、…」と、あらゆる衆生を導こうとしました。

それは深い慈悲心があったからこそです。

白隠禅師はそこに気がついたのです。

理屈じゃないところでパーンとわかったのです。

お釈迦様の大いなる慈悲心に感応して泣き明かしたのです。

白隠禅師は、

「我、大悟徹底すること七度八度、小悟徹底すること枚挙に暇なし」

と言っています。

これが大悟の一つになるのです。

法華経の霊力?

白隠禅師は法華経の悟りからまた一段と境地が広がっていきました。

慈悲が深まり自在性がましたのです。

身寄りのない子供を預かったりもしています。

法華経の霊力の秘密は、この「たとえば」にあるのです。

ここにはお釈迦様の大慈悲がにじみ出ています。

このお釈迦様の大慈悲に感応して、唱える人のご本仏、深層意識、潜在意識が出てくるのです。

そして「たとえば」のイメージによって御仏が感応し、人知を超えたパワーが出てくるのです。

日蓮宗系の行者さんの法力が強いのはこのためなのですね。

まとめ

霊力とか通力とか法力にはあまり関心はありませんが、あったに越したことはないですね。

これまでは確信力がパワーの源泉になると思っていました。

しかし、お釈迦様の大慈悲心はそんなもの比ではないですね。

お釈迦様の慈悲心に感応し、御仏の思いに叶えば、

ちっぽけな霊力や通力は吹っ飛んでしまうと思いますね。

仏教というのはなかなか面白い宗教ですね。

葬式宗教としての認識しかないので面白くなかった。

お釈迦様にフォーカスして学んでいくものですね。

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