白魚(シラウオ)と素魚(シロウオ)の違いは?踊り食いには用心した方がいいかも?

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春の風物詩に白魚の「踊り食い」があります。

旬の物ですので、食べられるかどうかはタイミングです。

「踊り食い」というのが、海外の人にはセンセーショナルなようです。

そんな「踊り食い」ですが、少しだけ注意しないといけないかもしれません。

それは生魚特有のある問題が、あるかもしれないからです。

シラウオとシロウオの違い

一般的によく問題になり、混乱するのが、シラウオとシロウオの違いです。

漢字で書けば白魚と素魚と書くのですが、白魚と書いてシロウオという所もあります。

地方地方によって呼び名が混在しているから、余計に紛らわしいです。

シラウオ(白魚)はサケ目シラウオ科の海水魚です。

内湾にすみ春先に川を上って産卵します。

全長は約10センチで細長く、腹面に二列の黒点が並び、頭部が扁平です。

口は尖っていて、体型はくさび形で、半透明の白色です。

シラウオは非常に繊細なので、網から上げて空気に触れるとすぐに死んでしまいます。

生きたまま市場に出ることはほとんどありません。

シロウオ(素魚)はスズキ目ハゼ科の海水魚です。

内湾にすみ、春先に群になって川を上って、小石の下面に産卵します。

全長は約5センチで、半透明の魚体です。

旬の時期には、市場で生きたまま流通することが多く、「踊り食い」が有名です。

生きたままのシロウオにポン酢や醤油をかけ、そのまま食べるのが「踊り食い」です。

博多の名物になっています。


調理法とすれば、掻き揚げや汁物が美味しいのでオススメです。

釣りではメバル釣りの餌としても使われています。

気になる食中毒

最近は物流の管理が良くなり、魚を生で食べる機会が増えています。

それだけに、あまり知られていない寄生虫による食中毒が増えています。

平成30年には、食中毒1330件発生のうち487件が寄生虫によるものでした。

内訳は、クドア、サルコシスティス、アニキサス、その他の寄生虫、の順になっています。

クドア

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ヒラメに寄生するクドア属の寄生虫(粘液胞子虫)の一種です。

ヒラメの刺身などで感染します。

サルコシスティス

ウマに寄生したサルコシスティス・フェアリーがヒトに下痢症状等を引き起こします。

馬刺しなどで感染します。

アニキサス

回虫目アニサキス科アニサキス属に属する線虫の総称です。

魚介類に寄生する寄生虫であり、食中毒の原因となります。

最近の4年間の状況を表にしたのが下のグラフです。

(数字は厚生労働省の発表のものです)

食中毒全体では、そんなに発生件数が伸びているとは言えません。

しかし、ここ3年は寄生虫が原因での食中毒が倍々で増えています。

その主な理由は、「知らない」ことに起因するようです。

もちろん日常的にお魚と関わりがある人は知っています。

チコちゃんも知っていると思います。

しかし、一般の人は新鮮だから安心との思いがあります。

まさか、自分が食中毒になるとは思っていません。

そこで痛い目に会うのですね。

白魚の「踊り食い」で食中毒になるの?

その他の寄生虫の中に横川吸虫がいます。

これは淡水魚に寄生する寄生虫で、その魚を生で食べることで感染します。

少数感染の場合はほとんど自覚症状がないと考えられています。

多少下痢気味になる程度のようです。

多数感染の場合は腹痛、下痢などの症状を示し慢性カタル性腸炎の原因になります。

横川吸虫で話題になるのは鮎です。

しかし症状は非常に軽いものですので、医者にかかるほどでもないようです。

したがって、厚生労働省のデーターに数字が上がってきません。

ここ3年間で寄生虫での食中毒が倍々で増加しています。

だから、白魚の踊り食いで食中毒になる可能性もあるのです。

まとめ

今までは大丈夫でも、環境の変化でどうなるか分かりません。

これらを考えると、白魚の踊り食いは、全く安全というわけにはいきませんね。

ただ知っていれば、もしもの時の助けになるかもしれません。

生牡蠣やホタルイカや桜えびなど美味しいものがたくさんあります。

どれも大好きですが、生のホタルイカは食べられません。

アニキサス食中毒の危険性があるからです。

とはいっても、目の前にピチピチの白魚があれば、踊り食いで食べてみたいです。

お腹の中の消毒だと言いつつ、お酒を飲みながら…最高でしょうね。

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