厚生労働省の食中毒発生件数を見ると、寄生虫による事故が多くなっています。
2018年では食中毒事故1330件中487件が寄生虫によるものです。
これは2017年の2倍以上です。
内容は圧倒的にアニキサスによるものですが、クドアもあります。
最近ではヒラメの刺身で発生しています。
🌼花の形の寄生虫クドア ひらめの #刺身 で28人が食中毒 #島根県 のホテル🐟
食中毒が起きたのは「ホテル サンパレス益田」。
この #寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」は生態に謎が多い。肉眼で確認できず、寄生されたひらめの見た目にも変化はない。予防法は…⇒https://t.co/3NnV2l5Wof pic.twitter.com/9w8Oh9C99m— ハザードラボ公式⚡防災防犯 (@hazardlab) 2019年4月11日
時節柄、先日は白魚の踊り食いについて調べてみました。
全国の河口付近では、福岡のように早春の風物詩になっています。
ただ外国の人には残酷だとか野蛮だとか思われているようです。
昔からの習慣なのであまり抵抗はありませんが、よく考えると残酷ですね。
慣れとは恐ろしいものです。
タコの踊り食い
韓国ではタコのお踊り食いがあるそうです。
結構人気で、今では日本でも流行しています。
瀬戸内海に住んでいますが、タコを生で食べようとは思いません。
ブツ切りにしたタコの足がグニュグニュ動いているのは君が悪いです。
好きな人は、あのクネクネした食感が良いそうです。
タコの踊り食いww pic.twitter.com/17XiaggKhQ
— なお (@nao1023gk5) 2019年4月10日
注意事項
韓国でタコは女性の美容食や男性の強壮食とし、全国的に人気のある食材です。
サンナクチはタコを生きたまま食べるので、強力なタコの吸盤が口の内外に吸い付いてきます。
咀嚼を繰り返して、新鮮なタコの歯応えを長く楽しめます。
しかし、しっかり咀嚼しないと喉にまでタコの吸盤が吸い付き、窒息寸前となります。
タコの危険性
タコの吸盤には寄生虫がいるとか、バクテリアの毒を持っているとか言われています。
寄生虫はイカにもいるのですから、タコにいても不思議ではありません。
実際、生食用で 処理をするのはイカよりタコのほうが難しいそうです。
タコは毒素だらけなので、きちんと処理を施さないとえらい目にあうようです。
タコやイカにはニハイチュウという寄生虫がいます。
体長1ミリ~10ミリで、タコやイカなどの頭足類の腎のうのなかに生息します。
食中毒とは無縁の寄生虫らしいです。
タコは茹でタコの状態での流通が大半で、生で流通する割合は低いです。
だから、寄生虫などの話題に上りにくいだけなのです。
やはり、生タコを調理する際には、寄生虫のチェック&除去は必要です。
まとめ
一般的にタコはボイルしたものを食べるので、食中毒の問題はありません。
タコの刺身などは、生だといっても軽く湯がいています。
しかし、生食の場合は寄生虫に気をつけるべきです。
それに、寄生虫よりも吸盤についた雑菌のほうが危険だと言います。
生で食べるときは、しっかり塩でもみ洗いしてぬめりを取る必要があります。
タコは切断から1時間は生きています。
鮮度がよい場合は、しっかり噛んでから飲みこむのが良いでしょう。
吸盤がノドに吸着し窒息する危険があるからです。
地方によって、タコの足には毒があるので、足先は切り落とす習慣があります。
私も子供の頃からそのように信じてきました。
実際には、それは迷信のようです。
スーパーで販売されているタコには足先が残っています。
もし、毒があればそれなりの処置をしているはずです。