NHKの人気番組、「サラメシ」の中で林檎アレルギーの人が出演していました。
林檎を食べると、耳が痒くなるそうです。
そんなにひどくないのか、サラッと話していました。
知人で蕎麦アレルギーの人がいます、彼はまるで蕎麦のセンサーです。
見ただけで蕎麦入りかどうかわかるそうです。
本人にとっては死活問題で、少しでも口にすると湿疹は出るは呼吸困難になるは大変。
程度問題ですが、生きるのが大変ですね。
気になりいろいろ調べてみると、食品アレルギーは多いですね。
アレルギー27品目
食品で、表示の義務がある、特定原材料7品目
えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生
表示が推奨されているもの、特定原材料に準ずる21品目
(注:義務ではないため、含まれていても表示されないことがあります。)
あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、 牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、
魚介類
口腔アレルギー症候群
りんごやもも、洋梨など生の果物や野菜、大豆(主に豆乳)を食べたときに、口の中やのど、耳の奥などにかゆみや痛みを感じるのはアレルギーだそうです。
このアレルギーを口腔アレルギー症候群といいます。
このアレルギーは、特定の植物の花粉症と関連があると考えられています。
花粉アレルギーのある人が、その花粉と似たアレルゲン(たんぱく質)をもつ果物などを食べた場合に、体がアレルゲンと認識して発症するといいます。(交差反応)
症状は比較的軽い場合が多いのですが、シラカバなどカバノキ科の花粉症の人が豆乳を摂取してアナフィラキシーをおこしたこともあるそうです。
口腔アレルギー症候群の場合は、果物や野菜はよく加熱すれば症状はおきにくいようです。
しかし、加熱してもアナフィラキシーを起こすタイプもあります。
ラテックス・フルーツ症候群
ゴム手袋をすると手がかゆくなる人では、
アボカド、キウイフルーツ、バナナ、パイナップル、栗などを食べたときに、
口の中の違和感やじんましんなどのアレルギー症状をおこすことがあります。
これをラテックス・フルーツ症候群といいます。
これで、アナフィラキシーを起こすこともあるそうです。
交差反応
花粉と果物などのように異なる物質であっても、アレルゲンとなるたんぱく質の構造が似ている場合があります。
ある花粉にアレルギー反応をおこしたことがあると、それと似たたんぱく質を含む果物に対してもアレルギー反応が出やすくなります。これを交差反応といいます。
ハンノキやシラカバの花粉症の場合
りんごや洋梨、もも、豆乳などとの交差反応があります。
ブタクサ花粉症の場合
メロンやすいか、きゅうり、バナナなどとの交差反応があります。
代替食品
乳幼児期から10代にかけては、心身の大きな成長期です。
たんぱく質、炭水化物、脂質、などをバランスよくしっかり摂ることが大切です。
食物アレルギーの子供には、栄養素を代替できる食品で摂取する必要があります。。
牛乳によるアレルギーで牛乳・乳製品を食べられない場合
骨や歯を形成するカルシウムが不足しやすくなることに注意が必要です。
カルシウムの不足が続くと骨の成長に影響が出ることもあります。
牛乳・乳製品以外でカルシウムを多く含む食品を、日々の食事に努めて取り入れましょう。
赤ちゃんには、アレルギー用ミルクがあります。
一般の粉ミルクと同様にカルシウムや鉄の補給に役立ち、離乳食や幼児食に使えます。
まとめ
食物のアレルギーについては人により千差万別です。
それゆえ、個々人で対応していくしかありません。
しかし、赤ちゃんや幼い子供については保護者の庇護が必要です。
震災や災害の時にアレルギーを持ったお子さんの両親の苦しい経験を耳にします。
現代社会では、平常時はそう問題なく日常生活を送れますが、非常時に困ります。
日々、非常時に備えた生活習慣を考えておく必要がありますね。