フリクション ボールペン は欧州の学生から火がついたヒット商品、パイロット伝統の技術か?

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消せるボールペン「フリクション」をご存知だろうか?

欧州の学生たちの不便を解消し、大ヒットしたボールペンです。

株式会社パイロットコーポレーションの歴史と伝統が作り出した製品です。

古くは大橋巨泉をCMに起用し、その CMが奇抜な面白いものでした。

言葉遊びに万年筆の取り合わせが非常に合っていましたね。

欧州の教室を変えた

フランスやドイツなど、欧州では鉛筆で文字を書く習慣があまりありませんでした。

小学生から子供達も万年筆やボールペンでノートを取るのが普通でした。

ドイツでは、2年生になって授業で筆記体を一通り習ったら、その後はドイツ語でも、

算数でも、万年筆を普通のワークブックの記入などにも使うようになります。

ですから、ミスをした時の修正に苦労するのです。。

フリクションは擦ると文字が消えるボールペンです。

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書き損じても簡単に消せるので、子供達に大きな支持を得ました。

フリクションインクで書かれた文字は、65℃で透明になり、マイナス20℃で復元します。

普通の状態ではマイナス20℃になることはありません。

一度消してしまえば、消しゴムで消した文字と同じなのです。

消える秘密

パイロットコーポレーションのフリクションシリーズの筆記具です。

書いた文字は、ペンに付属しているラバーで筆跡を擦ると文字が消えます。

その理由は、インキそのものを消しているわけではありません。

摩擦によって、インキの色が透明に変化するのです。

それで文字が消えたように見えるのです。

フリクションインキは発色剤、発色させる成分、変色温度調整剤で成り立っています。

この3つの成分んが入った無数のマイクロカプセルが色素の役割を担っています。

摩擦熱による加熱で3つの成分の組み合わせが変わります。

それで、インキの色が透明に代わる仕組みです。

特殊インキの開発秘話

フレキションインキの原型は、50年以上前に開発されたメタモカラーインキです。

紅葉のメカニズムから着想を得たパイロットインキ社が開発しました。

当時のものは色の変化する温度の幅が狭く、すぐに元の色に戻るものでした。

また、インキの粒子が大きかったため、ペン先の隙間からでにくかった。

筆記用具としては利用できなかったのです。

温度が変わると変色することを利用した、ドリンク類のラベルなどに利用していました。

筆記用具以外での用途で活躍していたのです。

しかし、開発陣は筆記用具に使うことを諦めていませんでした。

地道に試行錯誤しながら研究を続けていました。

そして生まれたのがイリュージョンというボールペンです。

イリュージョンは黒で書いた文字を擦ると赤や青に変わるものでした。

ユニークな製品ですが、実用性があまり高くなかったのです。

欧州エリアの責任者

実用性に欠けるイリュージョンですが、興味を持った人物がいます。

グローバルな活動をしている同社の欧州エリアの責任者です。

というのも、欧州は万年筆やボールペンでノートする習慣があるのです。

これは鉛筆のように簡単に書き損じを訂正できません。

修正インキが必要になるか、用紙を削るとる作業が要ります。

擦ると透明になるインキが開発できればと、ニーズが見えてきました。

フリクションインキ

開発の甲斐があり、2006年に第一号製品が欧州で発表されました。

狙いどうり教育の現場で大きな支持を得、瞬く間に広がりました。

そして欧州の教室の風景を変えたのです。

2007年には日本でも発売され大ヒット商品となります。

今では、ボールペンだけでなく20種類以上の製品が存在します。

まとめ

1981年に万年筆の製造販売を行う会社として並木製作所が設立されました。

1926年にはロンドン、ニューヨーク等に販売拠点を設けました。

世界的な万年筆メーカーとして名を馳せていきます。

理想を求め地道な研究開発が、筆記文房の限りない可能性を具現していると思えるのです。

まだまだ理想のインキを求める日々が、次の何かを見つけ出してくれそうですね。

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