そうめんの3大産地は三輪、播州、小豆島です。
なかでも三輪はそうめん発祥の地で別格です。
播州、小豆島は三輪の流れを汲むものです。
江戸時代、伊勢参りの帰りに、三輪で技術を習得し、播州、小豆島に伝わりました。
現在では、半田そうめんなどの新しい産地が定着してきています。
島原そうめん
島原そうめんは、その小豆島の流れを汲むようです。
島原の乱のあと、天領であった小豆島から移住した人々が伝えたといわれています。
その意味では島原は三輪そうめんの正統な伝承地といえます。
雲仙岳から成る山々の麓から湧き出る名水と温暖な気候、
自然に恵まれた環境で、まさに歴史ある「そうめんの聖地」といえます。
「蜘蛛の糸」ブランドが誕生
それは、時代の流れが島原そうめんを時代の表舞台に押し出したからです。
かつては、大生産地のOEMに甘んじていましたが、時代がそれをゆるさなかったのです。
中国から安いそうめんが輸入されるに至り、ブランド化せざるを得なくなったのです。
島原そうめんは素麺にありがちな「柔らかさ」ではなく、
段違いのコシの強さに活路を求めたのです。
コシの強さは、日本で一番の島原素麺
細く獲物を捕らえたら離さない蜘蛛の糸のよう。
島原そうめんのコシは一度捕まえると離れることはありません。
一度捕まえると離れることのできない蜘蛛の糸の様に、
どんなそうめんよりもしっかりとコシがあります。
喉越しの爽快感は、そうめんのイメージを超越したものです。
極細の麺は水が冷たい冬季のある限られた時期にしか作ることができません。
また、製造工程は秘密で見学させてくれません。
蜘蛛の糸ブランド
蜘蛛の糸を製造する吉岡製麺所の吉岡さんは
「まさか、蜘蛛の糸ブランドを立ち上げるとは思ってもののいませんでした。我々は淡々と日々水に向き合い、粉に向き合いながら麺を作っています。たまたま昨年9月にご縁があり、北九州にて素麺の未来をお話したらこんな展開に。訳も分からず突っ走っていたら、イタリアまで話が広がり、、、」
「蜘蛛の糸」はイタリアパルマの隠れ家ビストロのミシュランシェフであるパコ ザンビーニなど数々のシェフに絶賛されています。
パコ曰く「パスタとは違う食感は僕たちのクリエイティビティを触発させる」と。
素麺のためにイタリアから日本へわざわざくるミシュランシェフのパコさんです。
彼は日本に惚れ込み、わざわざ日本に足を運んできました。
北九州と大阪でイタリア料理店を貸し切り「蜘蛛の糸」コースを振舞いました。
パコさんは
「僕はイタリアと日本の文化が融合されてもっともっと幸せで新しい食の体験を広げていけたら」と満足げにいいます。
水と塩と小麦粉、
素材はいたってシンプル。
素材選びにこだわり
この土地、環境で作り
職人としての技術を試す
だからこそ、食べた瞬間から”驚きと感動”を届けたいと思うのです。
島原そうめんブランド”蜘蛛の糸”は、細いが物凄く強く、獲物を捕らえたら離さない。
まさに、島原そうめんの”コシ”は蜘蛛の糸のよう。
一度捕まえると、離れることのできない蜘蛛の糸”どんなそうめんよりもコシ”があり、
喉越しの爽快感は、そうめんのイメージを超越したものです。
伝統の手延べ製法
五島灘で採れる塩
雲仙岳連峰の麗水
選定した小麦粉
昔から伝えられてきた伝統の技・文化を軸に、
日々の足し引きを繰り返し、こだわりと呼べるものを追求していく。
それが、吉岡製麺所が目指す処です。
市販のそうめんの茹で時間は“90秒以上”なのに対して,
超極細麺蜘蛛の糸はなんと“40秒”でおっけい.
まず,そうめんを素で味わうためにざるで頂く。
超極細なのに信じられないコシを感じることができます.
口に含み,咀嚼し,食感と甘味を同時に感じ,小麦粉の香りも良し
思わず呑み込んでしまうけれど,喉越しがまた良い。
そんな一連の流れを楽しんでください。
限られた期間でしか作れないため,限定で数に限りがあります.夏に入る前に売り切れ必須の品といいます。
まとめ
島原そうめんが蜘蛛の糸でブレイクしそうです。
小豆島そうめんはオリーブそうめんが少しヒットかな
播州そうめん揖保乃糸は根強い人気と安定感があります。
そんな状況下、蜘蛛の糸はそうめんを新次元に導くものかも知れませんね。