紫陽花は毒があるのでカタツムリはブロック塀を好む梅雨の頃

今年の梅雨入りは例年より早く5月中旬からでした。

長雨が続けは土砂災害などに気をつけないとダメですね。

想定外のことがよく起きる時代になっていますから…。

「梅雨」の語源で有力な説は、「梅の実が熟す頃」という意味らしいです。

梅干しを作る時期なんでしょうね。

梅雨の花といえば、アジサイを思い浮かべる人が多いと思います。

アジサイは、民家の庭先に咲いている清楚なイメージの花です。

でも、アジサイには「毒」があるので、注意が必要らしいですよ。

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紫陽花の毒

これまでに報告されている毒成分は、「青酸配糖体」という植物由来の有毒成分、

「抗マラリア成分」、「嘔吐性アルカロイド」などです。

青酸配糖体とは構造中にシアンを持つシアン化合物の総称です。

分解によりシアン化水素(青酸)を生じる自然毒なのです  。

毒は花にも葉にも茎にも根にも、ほとんど全ての部分に存在するのだそうです。

そして、どんな毒なのか、まだはっきり特定されていません。

ただ、体内に入ると、シアン(青酸)化合物が生成されるらしいとのことです。

紫陽花の毒による具体的な症状は、こちらです。

めまい

嘔吐

痙攣

昏睡

呼吸麻痺

 食中毒の例

2008年に、料理に添えていた飾り用の紫陽花の「葉」を2枚ほど食べました。

食後に嘔吐や吐き気、めまいなどの中毒症状を起こしたという症例があります。

でも数日後には、全員回復しています、よかったですね。

シアン(青酸)化合物

シアン(青酸)化合物が含まれるもので一番分かりやすいのが「青梅」です。

子供の頃「生の青梅は食べちゃだめ!」って、聞いたことありませんか?

梅干しを作るときに婆ちゃんが言っていました。

梅の実の季節…6月頃、収穫した青梅の甘酸っぱい香り。

「生の青梅は食べちゃだめだよ」って、言われてました。

シアン(青酸)化合物は、特に幼い青梅の種に多く含まれています。

種に含まれる青酸配糖体は、なんと果肉の10~20倍らしいです。。

梅の実が大きくなり種が固くなっていくと 青酸配糖体は分解されるそうです。

青酸配糖体は、漬けたり干したりすることでさらに分解が進むそうです。

そして、砂糖により無毒化するといわれています。

紫陽花の色

紫陽花の色は、ピンク~紫~青までの色味があります。

花の色を決める成分は、「アントシアニン」という色素です。

アントシアニン色素、どこかで聞いた成分ではないですか?

目の疲労回復に効くあのポリフェノールの一種です。

アントシアニンの色を決めるのは、土壌に含まれる「アルミニウム」だといわれます。

アルミニウムが紫陽花に吸収され、アントシアニンとの結合具合で、色が決まるらしい。

アルミニウムがアントシアニンと結びつくかどうかは、土壌のPh値で異なります。

アルミニウムは、酸性の環境で溶け出し、吸収されやすくなるという特徴があります。

水素イオン濃度

Ph値というのは、土壌の水素イオン濃度のことです。

「酸性」「中性」「アルカリ性」の強さを表す値のことです。

Ph7が中性で、0に近いほど「強い酸性」、14に近いほど「強いアルカリ性」です。

「酸性」の土壌の場合→「青系の花」になる

「アルカリ性」の土壌の場合→「赤系の花」になる

日本の雨水には、大気中の物質が溶け込んでおりいわゆる酸性雨です。

それで、土壌の多くはPh5前後の「酸性」を示しています。

「アルカリ性」の土壌では、ピンク系(赤系)の花になるようです。

アントシアンanthocyan果実の赤、青、紫を示す水溶性色素の総称)のうち、アントシアニジンanthocyanidin)がアグリコンとして糖鎖と結びついた配糖体成分のこと。

発色団はアグリコン部分で、中性溶液の色はペラルゴニジンは鮮赤色、シアニジンは紫色、デルフィニジンは紫赤色である。pH により色調は変化し、シアニジンの場合は酸性条件下で赤色、アルカリ性条件下で青色ないしは青緑色となる。また、pH 11を超えるとカルコン型への開環が起こる。なお、3位のみに糖鎖が付いたものよりも 3位、5位両方に糖鎖の付いたものの方が濃色となる。

アルミニウムマグネシウムなどの金属キレート錯体をつくり色調を変えることもある。

ウイキペディアより抜粋

紫陽花の「移り気」という花言葉に相応しい花色の変化ですね。

最近人気のある白い紫陽花

アメリカ紫陽花の「アナベル」という種類があります。

アントシアニンを持っていないから環境に関係なく「白い花」になるのだそうです。

この「アナベル」、実は老化現象で、徐々に「緑色」に変わっていくのだそうですよ。

日本紫陽花(ヤマアジサイ)の「紅」という種も、老化現象で色が変わります。

「紅」は、白色から「深紅」へと変化するのです。

紫陽花の「色」の変化は、大変興味深いですね。

カタツムリはコンクリートがお好き

カタツムリは野菜、雑草、樹木、果実、花など、様々な植物を餌とします。

個体によって好き嫌いがあるようなので、どの植物を好むかは様々です。

しかし、高確率でカタツムリが集まる可能性のあるものがあります。

それは「コンクリート塀」です。

カタツムリは、コンクリート塀の表面を食べるのです。

カタツムリにとってコンクリートは、成長に欠かせない大切な食料なのです。

カタツムリの殻は体の成長に合わせてどんどん大きくなります。

その主成分はカルシウムで、それを補給する必要があるのです。

コンクリートは雨風にさらされ、表面から炭酸カルシウムが染みでます。

カタツムリは口の中におろし金のような歯を持っています。

これでコンクリートの表面を齧り取って、カルシウムの補給をしているのです。

まとめ

カタツムリと紫陽花の取り合わせはイメージ的にはいいですね。

しかし、実際にはそうでもないようです。

まして紫陽花は毒になりますので、食べるのは命がけですね。

カタツムリや昆虫は、消化液が強いアルカリ性だそうです。

青酸配糖体は、毒性が現れるには酸性の条件にある場合だそうです。

青酸配糖体がアジサイの毒性成分であるなら、人には猛毒です。

しかし、消化液がアルカリ性のカタツムリには毒にならないのかもしれません。

紫陽花の根元をかき回してみてください。

カタツムリの殻が転がっていませんか?

これは紫陽花の葉っぱを食べて昇天したのかもしれません。

ともあれ、カタツムリにとっては紫陽花より、近くのブロック塀が好物のようです。

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