ノロウイルスによる食中毒は冬に感染が多発しています、予防はどうするの?

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食品衛生講習会

JA主催の緊急な食品衛生講習会がありました。

ノロウイルスに関することが主題です。

本来は例年5月に行われるものですが、今回は11月になりました。

理由は、ノロウイルスが秋から冬に流行するからです。

感染した症状は

潜伏期間は12~48時間です。

突然、胃をひっくり返すような嘔吐もしくは吐き気が強烈に起きるのが特徴です。

発滅は37~38℃と軽度で、通常1~2日程度で症状は治まります。

しかし、菌自体は体内にいますので排泄物には注意が必要です。

問題なのは感染したけれども症状の出ない人がいることです。

そういう人は無自覚のまま感染源となってしまいます。

感染者が一人でも出れば、近くにいた人は感染していると思って間違いないでしょう。

ノロウイルス感染の実態

データーで見るノロウイルス

原因別の食中毒患者数では58%で断トツ一位です。

ノロウイルス食中毒の発生時期は、11月から2月で65%

食中毒1件当たりの患者や数は35.1人

平成27年、28年の食中毒発生状況は、

事件数      1,202件   1,140件  とほぼ横ばいです。

患者数      22,718人  20,253人  こちらは少し減少です。

死亡者数       6人     14人  2倍以上に増加しています。

そのうち、ノロウイルスの発生件数は354件、患者数は11,397人です。

2位のカンピロバクターの発生件数は339件、患者数3,272人です。

発生件数は変わらなくても、ノロウイルスは患者数が多い傾向があります。

ノロウイルスの予防法

ノロウイルス対策の基本は5つあります。

⑴ 徹底した手洗い

特に注意するのは荒れた手のケアーです、黄色ブドウ球菌などは簡単な手洗いでは落ちません。

⑵ 環境の清浄

ノロウイルスの集団発生ではトイレ内の汚染が多く報告されています。
多くの人が共有するトイレを日常から清潔にすることで感染リスクを下げるられます。
ノロウイルス対策として不活化効果を期待できる薬剤等を使用した除菌や消毒が有効です。

⑶ 汚物・嘔吐物の処理

汚物に薬剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)を飛び散らないように静かに注ぐ。

汚物中のウイルスが飛び散らないように、汚物を使い捨てのペーパータオル等で外側から内側に向けて静かに取り除く。手袋を使用し感染しないようにしてください。

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汚物を取り除いた床をペーパータオルなどでおおい、ペーパータオルが十分濡れるように薬剤を注ぐ。10分間程度おいた後、ふき取り、さらに薬剤に浸したペーパータオル等でふく。
その後、水ふきをする。

塩素系の薬剤は漂白作用があるので注意してください。

処理をした後も、しばらくは汚染拡大防止策を行うことが大切です。

嘔吐物等で汚染された場所はしばらくの間立ち入らないで、消毒は継続し、感染拡大の危険性を軽減させることが必要です。

⑷ 健康管理

ノロウイルスによる感染性胃腸炎が疑われる症状(下痢・発熱・嘔吐など)が発生した場合

自分自身やその家族などにノロウイルスが疑われる症状(下痢・発熱・嘔吐など)が発生した場合は、下痢などがおさまってもまだ、通常では1週間程度、長いときには1ヶ月程度はウイルスの排出が続く場合があるので注意してください。

ノロウイルスに感染しても症状は数日で治まりますが、その後1週間程度、長いときには1ヶ月程度はふん便中にウイルスが排出されるため、感染者の職場復帰の時期については根拠を持って判断することが望まれます。

また、不顕性感染者(症状のない感染者)についても、同様に措置をとることが望まれます。

⑸ 食品の加熱調理

食品から直接ノロウイルスを検出することは難しく、食中毒事例のうちでも約7割では原因食品が特定できていません。

感染した食品取扱者を介して食品が汚染されたことが原因となっているケースが多いことから、原因商品を特定できない要因となっています。
そのほかの原因としては、ノロウイルスに汚染された二枚貝がありますが、生や加熱不足のものから食中毒が発生しており、十分に加熱すれば食べても問題ありません。

生食はできるだけ避け(二枚貝は特に)、中心部まで十分加熱処理したものを提供するべきです。
二枚貝等ノロウイルス汚染のおそれのある食品の場合は、食品の中心温度85~90℃で90秒間以上の加熱が必要です。

まとめ

ノロウイルス食中毒の約80%が調理従事者由来であるため、調理従事者の健康管理は最も重要な対策になります。

不顕性感染者によるノロウイルス食中毒が全体の半数以上を占めており、不顕性感染者の発見に検便検査の活用が有効です。

塩素系消毒剤やエタノール系消毒剤の中にはノロウイルスに対する不活化効果を期待できるものがありますので、必要に応じて使用するのが良いでしょう。

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