新聞の記事
「銀ブラ」の意味は、銀座をぶらりと散策するという意味でよく使われます。
その語源の一つに、銀座カフェーパウリスタでブラジルコーヒーを飲むとの説もあります。
明治43年に創業し翌年銀座に「カフェーパウリスタ」開店します。
本場のコーヒーを提供する、3階建ての白亜の洋館です。
価格も当時としては破格の安さで、一杯5銭でした。
たちまち評判となり、芥川龍之介、与謝野晶子、菊池寛などの文化人にも愛されました。
森のコーヒー
銀座カフェーパウリスタは今年で創業107年を迎えます。
創業当時のコーヒーは農薬を使わず栽培されたものを使っていました。
そして、カフェーパウリスタは現在でも無農薬栽培のコーヒーをお出しできます。
無農薬栽培の完熟豆「森のコーヒー」を販売しているのです。
ブラジル高地の鬱蒼とした自然を残す農園で農薬・化学肥料を使わず栽培されています。
完熟した豆だけを収穫するので効率は悪いですが、ブラジルのカップテイスターによる格付けは常にトップクラスの評価です。
酸味が爽やかで、甘みが長く口に残り、ゆっくりと消えていくのです。
香り、味とともに群を抜いているとコーヒー通も絶賛しているようです。
我が家では長年銀座カフェーパウリスタのコーヒを愛用しています。
もっぱら妻が通信販売で定期購入しています。
銀座のお店
10年以上前のことですが、東京には仕事でよく行っていました。
好奇心から銀座のお店に行ってみたのです。
通販で買い、いつも飲んでいるカフェーパウリスタのお店です。
カフェーパウリスタ通信みたいな冊子も目を通しています。
そのコーヒーを銀座の店で飲むのです、期待は膨らみます。
正直、コーヒーの味はよくわかりませんが、モカが好きでした。
当時、私の範疇ではブルーマウンティン、キリマンジェロ、モカ、ブラジルなどの豆の産地でコーヒーの味の好みを決めていました。
カフェーパウリスタのコーヒー、一杯目はおいしかったのは覚えています。
少し長いをしたのでしょうか?
お代わりをいかがですかと進められました。
お代わりをしました。
2杯目のコーヒーはまるで出がらしでした。
なぜか馬鹿にされたようで、カフェーパウリスタが大嫌いになりました。
妻は律儀にカフェーパウリスタを通販でせっせと買っています。
機嫌のいい時は、私にもコーヒーを入れてくれます。
私の好み
しかし、これを契機にコーヒーについていろいろ関心を持ち飲んでいます。
現在はスターバックスコーヒーです。
銘柄を指定せず、本日のコーヒーをケーキと一緒にいただくのが好きです。
後は、セブンイレブンのコーヒーです。
安い割には、美味しいです。
ただ店員のコーヒーへの理解度で、味が少し左右するみたいです。
今思うのは、機会があれば銀座カフェーパウリスタに行って、お代わりのコーヒーを飲んでみたいですね。