お食い初めとは?
生後100日ほど経過した日に子どもが一生食べ物に困らないように行う儀式のことをいいます。
新生児は生後100日くらいから乳歯が映え始めるからでしょうか、食事をする真似をする儀式とは、よく考えられたものです。
生後100日の祝いとして100日目の頃に行う儀式のため、百日祝い(ももかいわい)とも呼ばれています。
地域によっては110日目や120日目に行われることもあるようです。
そもそも由来は?
始まりは平安時代の頃から行われていた、と言われる日本の行事です。
初めの頃は50日目におこなっていました。
お餅を重湯の中に入れ柔らかくし赤ちゃんのお口に少しだけ入れてあげるというものでした。
「五十日(いのか)の祝い」と呼ばれ、そのときに食すお餅を五十日餅(いのかもち)と呼んでいました。
伝統的な形の「お食い初め」は、一汁三菜の「祝い膳(いわいぜん)」が用意されます。
これには鯛など尾頭(おかしら)つきの魚および、赤飯・焚き物・香の物・紅白の餅のほか、吸う力が強くなるようにとの考えから吸い物(汁物)です。
歯が丈夫になるようにとの考えから歯固め石が供される所もあるようです。
西洋の習慣は?
イギリスでは、生まれて間も無く行う幼児洗礼(命名式)に、スプーンを使ってお食い初めと似たことを行っていました。
古くは、その子の親の身分や貧富によってスプーンの材質が異なっていました。
富裕な家では銀製のスプーン、裕福でない家では木製のスプーンを使用していました。
このことから、良い家柄の・富裕な家の出身であることを表す「銀の匙をくわえて生まれてきた」という言葉が生まれてきたそうです。
現在では、幼児洗礼の贈り物として子供に銀のスプーンを贈る家庭がヨーロッパ各地で見られます。
次は初正月!
産まれて初めてのお正月を迎えることをお祝いします。
これは、母方の祖父母や近親者が、男の子には破魔弓を、女の子には羽子板を贈る習慣です。
破魔弓も羽子板も魔除けの意味があり、子孫繁栄を祈るものなのです。
しかし、当方としてはすることなしで、安心しました。
まとめ
そして、初節句、初誕生、七五三と続きます。
なにはともあれ、元気ですくすく育ってくれればイイですね。