若くして会社を引き継ぎ、数々の困難を乗り越えながら成長を遂げた大瀬氏。その歩みは、決して順風満帆ではありませんでした。しかし、その中にこそ、これから起業を目指す人にとって大切なヒントが詰まっています。
看護の道からの転換──人生を変えた決断
大瀬氏は和歌山県で生まれ、高校卒業後は看護学校へ進学しました。海外で働く夢を叶えるため、「資格があれば世界で活躍できる」と考えての選択でした。
しかし、病院実習で現実を目の当たりにします。効率優先の現場で働く看護師の姿を見て、「この仕事を続けられるのか」と疑問を抱くようになりました。
悩んだ末、彼女は学校を中退。その後SNSでの活動に挑戦しますが、結果はなかなか出ませんでした。
福祉との出会いが人生を変えた
転機となったのは、就労継続支援施設との出会いでした。ここで働きながら、彼女は福祉とビジネスの可能性に触れていきます。
障がいや病気を持つ人に働く場を提供する福祉サービスです。
さらに彼女は、ケーキ作りにも挑戦。最初は失敗ばかりでしたが、次第に「作る楽しさ」に目覚めていきます。
22歳で社長へ──突然の重責
入社から約1年後、社長が退任。混乱する現場で彼女は言いました。
こうして22歳で社長に就任。しかし、待っていたのは赤字経営・人間関係・行政対応という厳しい現実でした。
スイーツ事業で突破口をつくる
彼女は新会社「ラブスイーツ」を設立し、福祉とスイーツの両輪で経営を進める決断をします。
最初の商品はスノーボール。分業しやすく、利用者が関わりやすいお菓子でした。
- 作業を分けやすい
- 日持ちする
- 販売しやすい
最大の危機「ケーキ缶事件」
SNSで人気のケーキ缶事業に参入したものの、元請けと連絡が取れなくなるというトラブルが発生します。
彼女は自ら補充・対応を行い、寝る間もなく働き続けました。
法的責任がなくても、信頼を守るために補償を選びます。
「その一口が、誰かの力になる」
苦しい中で生まれたのが、このコンセプトでした。
この言葉が、商品に新しい価値を与えました。
仕組みづくりで急成長へ
マニュアル整備と在庫管理で、安定供給を実現。
- 動画マニュアル
- 作業の見える化
- 在庫対応
販路は全国へ広がり、ついに売上1億円を達成しました。
成功の本質は「利益を出す覚悟」
彼女がたどり着いた答えはシンプルでした。
会社を続けることこそが、最大の社会貢献なのです。
まとめ|若い経営者へのメッセージ
- 逃げないこと
- 信頼を守ること
- 利益を出すこと
- 続けること
大瀬氏の挑戦はまだ続いています。
その姿は、これから起業する人にとって大きな勇気になるでしょう。

