観光パワースポット別府温泉郷、別府八湯ってなに?

観光
スポンサーリンク
スポンサーリンク
別府温泉郷とは、大分県別府市にある温泉地帯のことを指します。
別府温泉は火山性温泉で、およそ5万年前に形成されたと考えられています。

 温度が高く、多種多様な泉質のあることが特徴で、熱と化学成分の素は、鶴見火山群の地下深部に存在する塩化物泉型の熱水です。水そのものは雨水を起源とし、別府全域の地下に分布する温泉水は、平均して約50年で入れ替わっています。

この熱水は、別府扇状地南縁の朝見川断層および北縁の鉄輪断層を流路として流れ出しており、別府八湯はこれら2本の流路に沿って位置しています。

温泉熱水は流動の途中で沸騰して蒸気が発生するため、高地部には蒸気が分布しています。蒸気を失った熱水は、地下水で希釈されながら低地部へ向かい、塩化物泉になります。

他方、蒸気に含まれる硫化水素から硫酸塩泉が、二酸化炭素から炭酸水素塩泉が生じます。これら三種の温泉水と地下水が様々な割合で混合し、多種多様な泉質が形成されています。

別府の温泉分布地図

別府八湯とは

別府八湯とは、別府市内にある8つの温泉地の総称です。
別府八湯の温泉地と泉質などををまとめました。

1.別府温泉(アルカリ性単純泉)

別府温泉は、日本ナンバーワンの湧出量を誇る温泉地です。
別府温泉は「別府八湯」の一つで、それぞれ泉質が異なる温泉を楽しむことができます。
また、別府温泉郷には、多くの温泉旅館やホテルがあります。
杉乃井ホテルは、別府温泉の中でも有名なホテルの一つです³。

2.鉄輪温泉(アルカリ性単純泉)

別府鉄輪温泉は、八湯のなかで最も多くの温泉源が集中し、最も湯けむりが集中しています。
ノスタルジックな古い町並みを歩き、噴気で蒸した地獄蒸しを満喫できます。
温泉街通りのいたる所から蒸気が噴き出す景色は、「別府の湯けむり・温泉地景観」として国の重要文化的景観にも選定されています。
鉄輪温泉街には、多くの旅館やホテルがあり、小規模の“貸間”と呼ばれる湯治型宿泊施設も軒を連ねており、日帰り入浴もできます。
そもそも鉄輪温泉は、鎌倉時代に一遍上人が整備したとされ、一遍が開いたという蒸し湯跡が現在も鉄輪に残されております。

一編上人とは

「一遍湯かけ上人」の一遍とは、鎌倉時代に時宗を開いた一遍のことです。
一遍は鎌倉時代の1239年に伊予国久米郡に生まれました。1274年に遊行を開始、熊野に参籠し霊験を得て、念仏さえ唱えれば誰でも往生できると説き(時宗開宗)全国を巡ります。
その途中、別府で地獄の湯煙に苦しむ人々のために祈願し、霊験の湯を発見します。
そこに蒸し湯を築いたと伝わっています。一遍は、道後温泉奥谷の松山の豪族・河野通広の家に生まれています。道後温泉は8世紀から温泉場として利用されという、天皇も行幸している有名温泉地でした。だから温泉の利用法、効能には精通していたのでしょう。地獄と認識されていた高温の温泉をサウナとして利用を思いつたのが一遍上人ということです。「鉄輪むし湯」のルーツであり、別府温泉における湯治場・鉄輪の起源など、別府の温泉利用のルーツとなっています。

鉄輪温泉街のもう一つの見どころは、「湯の川」と呼ばれる場所で、源泉数と湧出量で日本一を誇る源泉が、轟々と音を立てて流れ落ちています。

“ジモ泉”とは「地元の温泉」のことで、立ち寄り湯のほとんどは、地元の組合によって管理運営が行われています。
鉄輪温泉の楽しみ方としては、町歩きを堪能してから立ち寄り湯を利用するのもよいでしょう。

ジモ泉では、“風呂を楽しむ”という事に加え、“地元の人と触れあう”という感覚で、先に入っている人がいたら、話しかけると、ガイドブックなどではわからないような鉄輪情報が手に入れられるかもしれません。

鉄輪温泉の写真はコチラ>>

3.亀川温泉(アルカリ性単純泉)

別府亀川温泉は、大分県別府市にある温泉地帯の一つです。
江戸時代に編纂された『豊国紀行』にも「里屋に温泉有り、塩湯なり里屋村を又亀川村という」と記された歴史ある温泉です。
どこかほのぼのとした雰囲気が特徴の温泉で、江戸時代には備前小倉へ続く別府の北の玄関として栄え、長旅の疲れを癒す湯治場として多くの人に利用されていました。

4.浜脇温泉(アルカリ性単純泉)

浜脇には古くから湯治にに利用されていて東温泉と西温泉がありましたが、統合して浜脇温泉・浜脇高等温泉が建てられました。
老朽化により取り壊し、市営の多目的温泉保養館として現在に至ります。
無色透明・ほぼ無味無臭の単純泉で、お湯に個性はないものの、肌の弱い方やお子様など多くの人々が楽しめる肌に優しい温泉です
かぶり湯・気泡浴・全身浴・圧注浴・うたせ湯・運動浴・寝湯などがバラエティ豊かな浴槽がある「湯都ピア浜脇」はお子様から年配の方まで多くの人々で賑わい、地域住民の生活に密着した温泉として、親しまれている。

5.観音寺温泉(アルカリ性単純泉)

全国的にもめずらしいコバルトブルーの湯で、朝見川上流の山の斜面の古い街道沿いにある温泉街です。

地熱が豊富なため湯煙が広く立ち上り情緒豊かである。大型温泉リゾートや小規模な高級旅館から、湯治向きの宿までバラエティに富む宿が点在し、棚湯の眺望が見事な湯やコバルトブルーに温泉の色が変化する湯など多彩な温泉がそろう。

約3000の源泉数を誇る別府八湯の中でも、最もクリアな泉質といわれており飲用にも適した体に優しい泉質である。

観海寺温泉では、大量に含まれるメタケイ酸が太陽光の影響で青みがかり、コバルトブルーの湯色も楽しめます。泉質は単純温泉や塩化物泉で神経痛・リューマチ・高血圧症・糖尿病に効果があるようです。塩化物泉は、湯冷めしにくく「温まりの湯」といわれ、また殺菌効果にも期待出来ることから「傷の湯」とも呼ばれる。

6.明礬温泉(硫黄泉)

江戸時代から日本有数の湯の花の採取地として栄え、現在も入浴剤として使用される湯の花を製造するわら葺きの「湯の花小屋」が立ち並んでいます。
硫黄分をたっぷり含んだ温泉が豊富に湧出し、湯治向きの宿や日帰り入浴施設が山里に点在しています。
「別府温泉保養ランド」の露天鉱泥湯は、美肌を求める女性客で賑わう。
「岡本屋売店」で販売する温泉噴気で蒸した「地獄蒸しプリン」も温泉みやげの名物になっています。

7.柴石温泉(硫黄泉)

895年に醍醐天皇が、1044年に後冷泉天皇が病気療養のためご湯治されたと伝えられている温泉です。江戸時代に「柴の化石」が見つかり「柴石」と呼ばれるようになったとも伝えられています。
療養効果の高い温泉地として国民保養温泉地、国民保健温泉地として指定されており近くには明礬温泉へとつながる森林遊歩道があります。

8.堀田温泉(硫黄泉)

堀田温泉は古くから湯布院・日田へ通じる交通の要衝で江戸時代以降温泉場として栄えた歴史を持ちます。新しい堀田温泉は別府の西の玄関口に位置する堀田温泉郷を代表する市営温泉として平成15年4月にオープンしました。内湯に加え植栽や岩組をした季節感のある露天風呂が楽しめます。

別府八湯でおすすめの温泉施設

1.堀田(ほりた)温泉の「夢幻の里 春夏秋冬」

東九州自動車道・別府ICの近くにある「堀田温泉」。湯布院・日田へと通ずる街道筋にあることから、江戸時代以降に温泉地として栄えたそうです。市街地に下りる県道沿いに市営の共同浴場もあります。そこを目印に、横の坂道をぐんぐん上って右折、道なりに進んだ山間にあるのが温泉施設「夢幻の里 春夏秋冬」です。
泉質は「単純硫黄温泉」。動脈硬化症や高血糖、高血圧などいわゆる生活習慣病やメタボ、さらにお肌のシミ予防やシミ抜きなどの効果も期待できるそうです。
お湯は白濁の湯ですが、「明礬(みょうばん)温泉」の白濁ほど硫黄の香りを強く感じません。明礬温泉はPH2前後の強酸性の硫黄泉ですが、堀田温泉は弱酸性。敏感肌の方から「明礬よりも堀田の湯のほうがややマイルド」と好評です。

2.浜脇(はまわき)温泉の「浜脇温泉」

別府市街地の東を流れる朝見川沿いの温泉地「浜脇温泉」です。浜から温泉が湧き出たことからその名がついたと言われ、鉄輪温泉と並ぶ別府温泉発祥の地とも言われています。その浜脇温泉を代表する「市営浜脇温泉」
泉質は単純温泉、無色透明無味無臭で、クセもなく、毎日入っても飽きないタイプです。成分表に天然の保湿成分メタケイ酸の量が159.0mgも含まれています。
100mgを超えれば美肌の湯と称される中、その1.5倍以上!ということで、美肌効果にも期待大な湯ですね。

3.柴石(しばせき)温泉の「柴石温泉」

観光名所「血の池地獄」からは車で1分ほど山間に入ったところにあるのが「柴石温泉」です。
895年に醍醐天皇、1044年に後冷泉天皇が療養に来ました。鎌倉時代には傷治しの湯として湯治客が訪れたとの記録も残っており、歴史ある温泉地です。
現在、この湯が楽しめるのは市営の共同浴場「柴石温泉」だけです。
もともとここ一帯は「藤内(とうない)」という地名でしたが、江戸時代に柴の化石が見つかったことから「柴石」という名前になったそうです。

4.亀川(かめかわ)温泉の「浜田温泉」

亀川温泉にある「別府海浜砂湯」は、「砂かけマイスター」なるプロの砂かけの存在で一躍有名になりました。温泉水を含ませた砂に埋もれ、40℃前後の温度と砂の圧力で汗びっしょりに。目の前は別府湾。海を見ながらしばし極楽時間を過ごせます。

別府八湯温泉道とは

「湯の真理を得んとする求道者(無類の温泉好き)のためにある、厳しくも愉快な入湯修行(スタンプラリー)の道です。
数多ある温泉から約150湯の施設が温泉道に参画しており、その内88の湯を巡り、身も心もゆったりと温泉に浸った後、「スパポート」と呼ばれるスタンプ帳に入湯記念印を集めていくことで、遥かなる高み「温泉道名人」を目指します。

別府温泉の歴史

別府温泉は、日本で最も古い温泉の一つであり、8世紀の初めに編まえた「伊予国風土記」に「神代の昔、少彦名命(すくなひこなのみこと)と大国主命(おおくにぬしのみこと)の二柱が伊予の国を訪れた時、少彦名の命が病を得て卒倒し、嘆き悲しんだ大国主の命が、豊後水道の海底に長いパイプを敷いて、別府の温泉を道後へ運び、少彦名の命を湯浴みさせ、病気が回復した」と記されています。
要するに別府温泉は道後温泉の根源だといえます。
また、鎌倉時代は、大友頼泰が元寇の役で傷を負った武士を癒すため、別府、鉄輪、浜脇などに療養所をつくったとの記録が残されています。
江戸時代・元禄7年には、医学者貝原益軒が残した「豊国紀行」にも温泉場の賑わいが記述されています。
治癒効果については、明治45年に陸軍病院が開院し温泉療法の実践が始まりました。また、大正14年には海軍病院が開設され、温泉療法が実践されていたそうです。

別府市内の、多くの観光スポット

別府地獄めぐりや別府温泉をはじめとする別府の観光スポットの中で、人気観光地をご紹介します。

1. 別府地獄めぐり

「別府地獄めぐり」は、高温の間欠泉や蒸気が湧き出る自然現象を、安全に鑑賞できるよう整備された観光スポット群です。別府周辺は、豊富な温泉と共に自然に蒸気や熱湯が噴出する危険な場所もあり、千年以上も昔から人々に「地獄」と呼ばれている場所でした。しかし、明治時代に入り別府温泉が整備されるようになると、多くの人々が観光目的で別府を訪れるようになり、鮮やかな色を見せる源泉の池や大量の蒸気を吹き上げる「地獄」は一躍人気の観光地へと変貌し、人気の観光スポットになっています。

別府地獄めぐりへのアクセス

今回ご紹介する観光コースでは、別府地獄めぐりで代表的な七大地獄を巡ります。
地獄は2つのエリアに分かれて分布しているため、アクセスするなら路線バスや観光バス、レンタカーの利用がおすすめです。

観光バスを利用すれば、7つの地獄への入場券+ガイド込み(約3時間)で、3,650円で別府地獄めぐりが楽しめるので、初めて訪れる方も安心です。
なお、利用は当日申込でも可能ですが、事前にネット申込を済ましておくと、当日はスムーズに利用できますよ。

一般の路線バスを利用する場合は、別府駅西口の亀の井バスの乗り場(2番・5番・24番・41番)から、「鉄輪(かんなわ)行き」へ乗車します。今回ご紹介するコースで地獄めぐりを楽しむ場合は、「海地獄前」で下車して下さい。所要時間は約20分、料金は大人330円です。

また、路線バスを利用して地獄めぐりをしたい方、亀の井バスが発行する「1日ミニフリー乗車券」(大人900円、学生700円、子ども450円)を購入すると、別府市内で路線バスが1日乗り放題になります。

自家用車やレンタカーを利用する場合は、東九州自動車道 別府ICから約5分で、地獄めぐりのスタート地点「海地獄」へ到着します。

なお、別府地獄めぐりを楽しむなら、フリーパスの購入がお勧めです。
通常、各地獄への入場は一律400円が必要ですが、フリーパスでは2,000円で7つの地獄へ入場が可能です。こちらは各地獄の入口で購入できます。

別府地獄めぐりへのおすすめの観光コース

別府地獄めぐりの観光コースを紹介します。

海地獄

初めにご紹介するのは、路線バスのバス停からすぐの場所にある「海地獄」です。
この海地獄は約1,200年前、別府から近い鶴見岳の噴火とともに現れた熱泉の一つとされています。

海のように見えるコバルトブルーの水面が特徴的で、海地獄という名前もそこから名付けられました。水深約200m、温度は約98度と高温で、水が青く見える理由は、温泉成分に硫酸鉄が多く含まれているためです。2009年(平成21年)には「別府の地獄」として文部科学省指定の名勝に認定され、別府地獄めぐりを代表する地獄として観光客を出迎えています。

また、入場者が無料で利用できる足湯、タオルの自販機、カフェテリアなども併設されているので、ちょっとした休憩も可能です。

鬼石坊主地獄

海地獄の南には、泥がボコボコと音を立てて湧き出る地獄「鬼石坊主地獄」があります。
こちらは733年(天平5年)の文献に登場している歴史ある地獄で、当時は周囲一帯の田園からも泥が湧き出る、まさに地獄のような場所だったと伝えられています。

一時は時世により閉鎖していましたが、2002年(平成14年)に営業を再開すると、たちまち多くの観光客が訪れる人気スポットに。延々と湧き出る熱泥と、温泉の蒸気が立ち込める、不思議な様子を間近で観察できます。

また、鬼石坊主地獄でも足湯やカフェスペースが利用可能です。源泉で蒸すプリン・温泉卵・肉まんなど、温泉地ならではのグルメが味わえます。

鬼石坊主地獄の施設奥には、温泉施設「鬼石の湯」もあり、日帰り入浴することも可能です。足湯だけじゃなく、温泉も楽しめるのがいいですね。

かまど地獄

鬼石坊主地獄を出て北東へ向かうと、地獄一丁目から六丁目までの6つの源泉を一ヶ所で楽しめる「かまど地獄」へ到着します。かまど地獄という名前は、別府の氏神である八幡竈門神社の大祭に奉納する御供飯を、この源泉の蒸気で炊いていたことが由来だそうです。

地下から熱泥の湧き出る「地獄一丁目」、年に数回色が変わる不思議な「地獄三丁目」など様々な地獄がありますが、かまど地獄のおすすめポイントは「極楽二丁目」と「極楽四丁目」!なんと、かまど地獄では地獄だけでなく、極楽のような源泉も楽しめるんです。

二丁目では健康に効果のある温泉水を飲むことができ、四丁目では喉や肌など、美容に効く温泉成分を含んだ蒸気を浴びることができます。

鬼山地獄

「鬼山地獄」は、日本で初めて温泉熱を利用してワニ飼育を開始しました、「ワニ地獄」と呼ばれている地獄です。別府の地獄めぐりが活性化した1922年頃、観光客により楽しんでもらえるようにワニの飼育を始めたとされています。

鬼山地獄の横にある広大なワニ池には、クロコダイル・アリゲーターが約80頭います。
鬼山地獄そのものも、1時間で8トン、1日で200トンもの湯量を誇る、規模の大きい沸騰温泉なのです。

敷地内では他にも、鬼山地獄で飼育していた世界最大級のワニの剥製や、貴重なガビアルの骨格標本など、ワニに関する展示もしています。また、毎週土曜日と日曜日には、飼育員がワニにエサやりを行う様子を間近で観察可能です。

白池地獄

鬼山地獄からさらにに東へ進むと、熱帯魚館が併設された温泉地「白池地獄」へと到着します。白池の名の通り青白い色が特徴的で、温泉の周囲にある日本庭園との幻想的な景色を楽しめます。園内にある熱帯魚館は温泉の熱を利用しており、世界最大級の淡水魚であるピラルクやピラニアなど、約20種類の熱帯魚を鑑賞可能です。

また、園内には大分県に関係する画家の南画や書などを展示する「二豊南画堂」も併設されています。地獄めぐりを楽しみながら、侘び寂びを感じる日本文化に触れてみてはいかがでしょう。

血の池地獄

白池地獄から県道218号線を北上すると、別府地獄めぐりで海地獄と対を成す人気スポット「血の池地獄」へと到着します。

1,300年以上の歴史がある血の池地獄は日本最古の天然地獄で、鉄やマグネシウムを含んだ真っ赤な泥が湧き出ることが特徴です。泥は火傷・あかぎれ・ニキビなどに効果のある「血ノ池軟膏」として販売されており、地獄めぐりのお土産ランキングでは例年上位にランクインするほど大人気です

また、園内には「血の池バーガー」「血の池カレー」などの食事を楽しめるレストラン「極楽亭」も営業しています。大分・九州の食材を中心に使用されているので、別府の美味しいグルメを堪能したい方におすすめです。

龍巻地獄

血の池地獄のすぐ近くにあり、別府七大地獄のラストとなる「龍巻(たつまき)地獄」です。ここでは、海地獄・白池地獄・血の池地獄と共に国指定名勝に認定されている、大迫力の間欠泉を見ることができます。

間欠泉とは、一定の周期で熱湯や水蒸気を噴き出す温泉のことです。龍巻地獄は30分に一度、約105度という高温で噴き出し、間欠泉の勢いは約30mを超えるほどの噴出量があります。

龍巻地獄からは路線バスにて「亀川駅」まで向かえば、地獄めぐりの観光コースは終了!
亀川周辺には漁港直営の鮮魚店や飲食店、全国でも珍しい砂湯もあるので、地獄めぐりのあとに別府の美食やひと味違った温泉を楽しむこともできますよ。

別府で有名な土産物は

別府には数多有名な土産物がありますが、今回は取り敢えず目に付いたものを紹介します。

岡本屋 「地獄蒸しプリン」

宝物産 「謎のとり天せんべい」

南光物産 「ゆず一番」

冨士屋ギャラリー一也百(はなやもも) 「温泉コンフィチュール」

ヘルカンパニー 「激辛地獄の一滴」

まとめ

別府は名実ともに日本一の温泉郷です。それだけに信仰と深く結びついている一面がありとても興味深いですよ。

別府温泉の源である鶴見岳には、古代より山麓に温泉があることは広く知られていましたが、活発な噴火活動で荒地や沼地になったままで、整備されていませんでした。

『豊後国風土記』や『万葉集』には、現在の柴石温泉の血の池地獄にあたる「赤湯の泉」や、鉄輪温泉の地獄地帯にあたる「玖倍理(くべり)湯の井」等についての記載があります。

『伊予国風土記』逸文には、大国主命が鶴見山麓から湧く「速見の湯」を海底に管を通して道後温泉へと導き、少彦名命の病を癒したという神話が記載されています。そして、道後温泉出身の一編上人が別府温泉の開拓をしています。

771年に創祀されたとされる火男火売神社は、神体山である鶴見岳の2つの山頂を火之加具土命、火焼速女命(ひやきはやめのみこと)の男女二柱の神として祀っており、別府八湯の守り神として信仰を集めています。

最近聞いた面白い話としては竜巻地獄と血の池地獄の間には深い関係があるらしいのです。感の良い人なら気づいているかも知れませんが、竜巻地獄が男性を表し、血の池地獄が女性を表しているそうです。そして二つの地獄は仲良くすぐ近くにあります。

そうです夫婦和合のパワースポットなのかも知れません。真偽のほどは神のみぞぞ知るで、別府温泉に行って確認することをお勧めします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました