「納豆」日本人の健康食として昔から食べられています。ただし、健康的だからと言って食べ過ぎがいいわけありません。
納豆には、1パック(50g)につきプリン体が約57mg含まれています。もちろん、プリン体は納豆だけでなく、ほかの多くの食品にも含まれています。しかし、知らないうちにプリン体を過剰摂取することはあり得ます。
プリン体の摂取量は、一日400mgを超えないようにするのが理想です。納豆のみで考えると、7パックほどの計算になります。そのほかレバーやカツオ、いわしなどにもプリン体は含まれています。
献立によっては摂取量が400mgをオーバーすることもありますよね。日頃からプリン体の摂取量には十分気をつけたいですね。
納豆の食べ過ぎは痛風になる?
納豆の食べ過ぎは痛風になるという話を聞いたことはありませんか?
納豆にはプリン体が比較的多く含まれており、1パック(50g)につきプリン体が約57mg含まれています。このプリン体は痛風の原因になります。
納豆は遺伝子や生命維持に必要な物質の原料でも有ります。納豆は血圧を適度に下げる働きも有り、とても体に良い食品といわれています。納豆を食べすぎた事で痛風になる事はないと思うのですが…プリン体は多く摂取します。
食生活の上ではお酒の方が納豆よりプリン体が多く、体に良くない印象ですよね。納豆は食物繊維が豊富でビタミンKも豊富です。ナットウキナーゼを含んでいて、抗菌作用もあり食品の優等生と言えるでしょう。
納豆の食べ過ぎ注意
納豆の食べ過ぎで気をつけたいのが、セレンという栄養成分です。セレンの一日の推奨量は18歳以上の男性で30μg、15歳以上の女性で25μgと設定されています。納豆には1パック(50g)あたり8μgのセレンが含まれますので、3〜4パックで推奨量に達します。
過剰摂取を日常的に続けていると、脱毛や下痢、疲労感、皮膚症状などが見られるそうです。セレンの摂取過剰には注意しましょう。
納豆には、ビタミンKが多く含まれていますので、ビタミンKの過剰摂取にも気をつけたいですね。ビタミンKにはケガなどの際に血液を固める働きがあります。しかし、過剰摂取すると血栓の原因にもなっってしまうそうです。
「ワルファリン」など、血液凝固を抑制する薬を服用している方は、特に注意してください。納豆の摂取により薬の作用が弱まる可能性があるのです。
尿酸値を下げるには
水分補給が手っ取り早い方法です。多く水分を摂って、排尿で悪いものをどんどん出すのです。尿酸を排出する為、1日2リットルの排尿を促すのが良いそうです。
また、尿酸値を下げるには、適度の運動も効果があります。しかし、激しい運動は、かえって尿酸値が上昇する事になります。
サプリメントも効果的と云われています。尿酸値の低下を期待できる成分として”シャンピニオンエキス”があります。シャンピニオンとは、英語でマッシュルームの意味です。日本語ではツクリタケと呼ばれるハラタケ科のキノコがシャンピニオンだそうです。
健康食品に利用されるのはマッシュルームから抽出されたシャンピニオンエキス等です。
・スーメルオフ ・シャンピニオンミラクル 400粒
・シャンピニオンミラクル 200
・クロス エチケットミン 52g
・シャンピニオンゼリー 200g
・爽美三茶 10g*22包
・勝負 5粒*5箱
・消臭ラムネ 200粒
漢方薬も良いそうです。
ツムラ大防風湯エキス顆粒(医療用)
・ツムラ大防風湯(だいぼうふうとう)エキス顆粒(医療用)189包医薬品
・ツムラ大防風湯(だいぼうふうとう)エキス顆粒(医療用) 42包医薬品
尿アルカリ化食品も良いそうです。尿をアルカリ性に傾ける食べ物である、ひじき・わかめ・昆布などの海藻類です。
納豆はプリン体の多い食品?
食品由来の尿酸は、全体量からすると1〜2割程度だということが分かってきました。残りの8〜9割は老廃物とされています。結論からいうと、あまり納豆のプリン体にこだわる必要はないのです。
それより、バランスの取れた食事をすることが大切です。それにストレスも尿酸値を上げる要因の一つとされています
尿酸値を下げるには、尿の量を増やすことが必要ですから、多くの水分摂取をすること。尿酸を生産し、排出を妨げるアルコールを控えること。それと激しい運動は、多くの老廃物を作り出しますから、控えた方がいいのです。
痛風の方が知るべき食事法
ある日突然、何の前触れもなく足の指の付け根に激痛が走る—。体内に過剰にたまった尿酸が引き起こす「痛風」は風が吹いても痛いのです。
痛風の原因となるプリン体を多く含む食べ物は食べてはいけないと思いがちです。でも、必ずしも絶対禁止ということではありません。人間の体は、食べた食品の約2割のプリン体しか吸収しないからです。
また、痛風の方は尿が酸性に傾いていることが多いのです。だから、尿をアルカリにする食品を食べるといいといわれています。
ひじきやわかめなどの海藻類、ほうれん草などの野菜、干ししいたけなどのきのこ類がその例です。外食の多い方はそれらの食材が含まれる定食などを選びましょう。
「プリン体を含む食品は禁止」は間違い
「痛風の人はプリン体を多く含む食品は禁止」と聞いたことがあるかと思います。しかし、それは過去の話で、尿酸のもとになるプリン体は、約8割が体内で作られます。
食品から体内に入るプリン体の量は約2割です。しかも、多くが腸内で分解されて排泄されるのです。つまり、プリン体を含む食品を絶対に食べてはいけない、というわけではないのです。
痛風の治療ガイドラインでは プリン体の1日の取量が400mgを越えないことを推奨しています。プリン体は鶏レバーや白子、あん肝、かつお、さんまの干物などの食品に多く含まれています。ですから、これらを制限しすぎる必要はないのです。
最近ではプリン体の制限よりも肥満にならないようカロリー制限が推奨されています。
プリン体とは
「プリン骨格」と呼ばれる化学構造を持つ物質の総称です。旨味成分を構成する主要な成分です。穀物の他、肉、魚、野菜などさまざまな食物に 含まれています。
通常、食事から摂ったプリン体は、人間の体の中で分解されます。そして、尿酸に変化し、尿として体の外に排出されます。
一般的な目安は、各食材100gあたりに含まれるのプリン体の量です。その数値が高いか低いかを決定します。
分類
300mg以上(極めて多い)
200~300mg(多い)
50~100mg(少ない)
50mg(極めて少ない)
※一日当りの摂取量は400mg/100gが目安とされています。
プリン体を多く含む食べ物
- あんきも(400mg/100g)
- レバー類(210~320mg/100g)
- カツオ(211mg/100g)
- イワシ(210mg/100g)
- えび(195mg/100g)
- サンマ(150mg/100g)
- 納豆(113mg/100g)
- 牛ヒレステーキ(100mg/100g)
- うなぎ(92mg/100g) 10. ビール(12~25mg/350ml)
数値が高くても、摂取量が少ない乾物は安心して良いでしょう。
干し椎茸(380mg/100g)
鰹節(492mg/100g)
煮干し(746mg/100g)
など乾物には非常に多くのプリン体が含まれます。水分が含まれないためプリン体が凝縮されて高い値になっているのです。実際には、乾物を摂取する量は極めて少ないのです。(数グラム程度)だから、あまり問題にはなりません。
クロレラ(3183mg/100g)、
ロイヤルゼリー(403mg/100g)
など サプリメント系にもプリン体が多く含まれます。こちらも乾物と同様に摂取する量が極めて少ないので問題ありません。
要注意、アルコール類
アルコールは、 アルコールの作用によって尿酸値が上昇すると言われています。そのため、アルコールを多く飲む人は痛風になるリスクが高くなるわけです。
プリン体は美味しいものに多く含まれます。プリン体だけを減らすことは難しいので、食事量全体を減らす事になります。バランスよく食材を少しずつ取り入れるようにすると良いですね。
尿酸値を下げてくれるかもしれない「乳製品」
尿酸が高めの人はいま、1000万人以上います。いつ痛風を起こしてもおかしくない状況にあるのです。若い人にも意外と多いのです。
実は食べ物からの影響ってたった2割しかなかったんです。大事なのは残りの8割で、それを解決してくれるのが「牛乳」などの乳製品らしいです。
本当の原因
尿酸値が高くなってしまう理由として知られているのが「プリン体」です。あんきもやしらこ、レバーなどに多く含まれ、食事でとると体の中で尿酸を作り出します。しかし、食べ物は尿酸を作り出す原因の約2割しかありません。
残りの8割は、新陳代謝で生成され、肝臓で尿酸に作り変えられます。きちんと排せつすればいいのですが、 高尿酸の人の9割は、尿酸の排せつが悪いのです。
排せつを悪くする主な原因は「肥満」と「体質」です。肥満になると体内で血糖を処理する「インスリン」が余りがちになります。インスリンは尿酸の排せつを邪魔する方向に働くので高尿酸になりやすくなってしまいます。
体重を落とすことで、インスリンが余りがちな状況を解消できます。太っている人はまず痩せることが一番効果が期待できます。
肥満以外で尿酸値を上げてしまう原因は「体質」です。しかし「体質を変えられないから」と言って諦める必要はありません。体質は変わらなくても「尿酸の排せつ」を増やして高尿酸を防ぐことはできます。
牛乳はその効果が確かめられている食品です。飲む量は1日コップ1杯で十分で、できれば低脂肪の方がより高い効果が期待できます。牛乳以外にヨーグルトなどの乳製品も「尿酸の排せつ」を促してくれます。
お酒類はアルコールそのものが尿酸を作ってしまうため、お酒類全般を控えましょう。甘いスイーツも尿酸を作ってしまいますので、食べ過ぎは要注意です。
野菜の多くは尿酸を排せつしやすくしてくれるので積極的にとりましょう。水を多めに飲むことは尿酸値の上昇や結石の予防になります。
まとめ
人間の体では食品から吸収されるプリン体は約2割と分かってきました。残りの8割は体内で作られるのです。だから納豆を多く食べても痛風になる直接の原因とは言えません。
納豆の食べすぎはプリン体を増やすので痛風になるというのは嘘ということになります。しかし、他の要素を考えれば、バランスよく適量を食べるのが健康にいいのです。
痛風予防のためには、以下のポイントに注意することが推奨されます:
- プリン体の摂取量の管理:プリン体を多く含む肉類、魚類、いくつかの豆類などの摂取量を制限します。納豆はプリン体含有量が比較的低いため、適量ならば摂取しても良いですが、量には注意が必要です。
- 水分の摂取を増やす:十分な水分摂取は、尿酸の排出を促進し、痛風のリスクを減少させます。
- アルコールの摂取を控える:特にビールなどのアルコールは尿酸値を上げることが知られており、痛風のリスクを高める可能性があります。
- 全体的な栄養バランスを考慮する:タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランス良く摂取することが大切です。
痛風患者にとって、食生活の改善は病状の管理に非常に効果的です。医師や栄養士の指導のもと、個々の健康状態に合わせた食事計画を立てることが推奨されます。