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二日めのカレーは美味しくなるが、食中毒の原因になる事もあるらしい。

食品
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カレーは日本人にとってポピュラーな国民食です。

一年を通じて人気があり特に夏場は子供が参加する催し物では欠かせません。

子供会のキャンプとか自治会の夏祭りなどではお母さんたちが腕をふるってくれます。

 

キャンプなどでは二日めのカレーが美味しいと、大量に作る傾向にあります。

そのカレーを翌日食べると、なぜか美味しく感じるものですね。

二日めのカレーはなぜ美味しい?

よく二日目のカレーがコクがあって美味しいといいます。

まろやかで美味しいとも聞きます、不味くなったとは聞きませんね。

味は主観的なものですから、個人によって感想は違い好き好きですよね。

 

ただ、言える事は、一日置くことでカレーと具材が馴染んできています。

また、再度加熱するので水分が飛び、濃度が濃くなっています。

 

二日めのカレーは、味が馴染みマイルドになり、濃くなることでコクが出てきます。

この二つの作用で美味しくなったと感じる人が多いのだと思います。

デメリットとしてはカレーのシャープな辛さがまろやかになることです。

底深の鍋の使用は危険かも

底深の鍋で大量のカレーを作る時に気をつけないといけない事があります。

残ったカレーの保存方法が問題になってきます。

 

実はジャガイモにはウェルシュ菌という細菌が付着している事があります。

このウェルシュ菌ですが、条件が揃えば増殖して食中毒を起こす事があるのです。

二日目のカレーは危険、食中毒に注意にならないよう注意しましょう。

ウエルシュ菌食中毒

ウェルシュ菌は土や水の中、動物の腸内など自然界に幅広く生息しています。

土付きのジャガイモなどは注意が必要です。

 

ウェルシュ菌が厄介なのは100℃で1時間の加熱しても耐える芽胞を作る事です。

加熱しているから安全だと考えるのが危険な菌なのです。

また、空気に触れる事を嫌がる菌ですので、寸胴鍋の底付近で増殖しやすいのです。

 

常温で一晩放置して置くと菌が増殖しエンテロトキシンという毒素を作り出します。

エンテロトキシンは加熱しても分解されないので食中毒を起こします。

出来れば、カレーは作った当日に食べてしまった方が安全ですね。

ジャガイモにも気を付けろ

食卓で大人気のジャガイモですが、実は有毒植物なのです。

毎年1〜2件の割合で集団食中毒の報告があります。

 

ジャガイモの芽には天然の毒である「ソラニン」や「チャコニン」が含まれています。

双方ともに一定量以上摂取することで腹痛などの食中毒症状を引き起こすようです。

実は近年の研究でチャコニンの方が毒性が強いことも分かっています。

 

ソラニンとチャコニンは水につけたり茹でたりすることで成分が水に溶け出します。

また、加熱によって毒性が無くならない点も注意が必要です。

芽が少し出ていても加熱調理したら大丈夫ではありませんので注意して下さい。

まとめ

二日目のカレーは美味しいと、カレーを大量に作り翌日に持ち越すことは危険なのです。

二日目のカレーは危険なのです。

 

ジャガイモとウェルシュ菌の知識がないばっかりに重大事故を起こすかもしれません。

ジャガイモはよく管理されたものが売られていますので、まず間違いはないでしょう。

しかし、自家栽培のものは、ジャガイの毒に対して知識があるなしで事故に発展します。

 

ジャガイモとかカレーの事故は毎年数件発生しています。

ほとんどが、責任者にジャガイモで発生する事故の知識が無いことで起こります。

なかなか難しい問題ですが、知っている人のアドバイスが大切ですね。

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