年が改まりると、初詣に行くのが日本人の習わしになっています。
皆さんは近くの神社や縁のある神社にお参りすると存じます。
毎年年末に、大神神社から参拝のお誘いレターが届くのです。
以前は頻繁に昇殿参拝させて戴いておりましたので、データーが残っていたのでしょう。
いまや神社もパソコンで顧客管理をしているのですね・
初詣は旧正月までを参拝期間と考え、混雑を避け安全にお参りくださいとのこと。
コロナ騒動で、マスク、消毒、ソーシャルディスタンスでの参拝になります。
三輪の神様は邪気をビシッと押さえてくださり、金運も授けてくれるといいます。
しかし、とてつもなく怖い面もありますのでご注意くださいね。
主祭神は優しくても、御眷属の蛇神が厳しいそうですよ。
令和5年癸卯(みずのとう)年はどうなるの?
令和五年は癸卯(みずのとう)です。どんな年になるのでしょうか?
癸(みずのと)は「五行の水(=みず)、陰陽の陰(=と)」です。
癸は十干の10番目、生命の循環でいえば最後に位置し、次の生命を育む準備が完了した状態を表しているといいます。
また、卯は月と縁があり「ツキ」を呼ぶ、満月が金運につながる、多産で子孫繁栄につながる、ぴょんぴょん跳ねて飛躍や成長を遂げる、などのイメージがあります。
解釈としては、「癸卯」は停滞した世の中に希望が芽吹き、花開く助走の年であり、これまで積み重ねてきた力が試される年でもある そうです。
だから、最後まで諦めずに希望を持ち続けることが道を開く鍵になるそうです。
最後まで諦めずに精進努力させて下さいとお祈りするのがいいようですね。
裏を返せば、かなりメンタル的にきつい年になるのかなあ?
大神神社の由来
古事記によると崇神天皇の御世に、天変地異や疫病と世情が騒然としていました。
天皇はそれを憂い神に祈りを捧げていたといいます。
ある夜、夢枕に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が立たれ
「こは我が御心ぞ、故、意富多多泥古(おほたたねこ)をもちて、我が御前を祭らしめたまはば、神の気起こらず、国安らかに平ぎなむ」とおっしゃった。
早速、天皇は意富多多泥古を探し出し、彼を神主として祭祀させ、また、天神地祇の社も定め御幣を捧げたところ、災厄がピタリと止みました。
以上が創建当時のエピソードと云われています。
三輪の神様の正体
神典によると三輪の神様は蛇神となっています。
三輪の神様の伝承によると活玉依媛(いくたまよりひめ)処女懐胎の話です。
意富多多泥古の母、活玉依媛は処女であるにもかかわらず妊娠いたしました。
母親が問いただすと、夜な夜な見知らぬ立派な男性が訪れ熱い夜を過ごしたと…
正体を知るために帰麻糸を針に刺し、分からぬように着物の裾に刺しました。
朝になるとその麻糸は三輪山の神社に達していたそうです。
糸巻きには、三巻しか残っていなかった事から美和と言われるとか。
類似エピソードに倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめの)の話があります。
こちらも夜な夜な通ってくる男性にお顔を見たいとせがみますが見せてくれません。
どうしても見たいと再三懇願し、「驚かないなら」と承諾を得ます。
「翌朝小物入れを覗いてみればいい」と言われたので、覗いてみました。
そこには1匹の黒い蛇がおり、姫はとても驚きショックを受けます。
黒蛇の化身である三輪の神は約束が違うと、姫の陰部をついたため、姫は亡くなってしまったといいます。
三輪の神様は蛇神ですが、そんな小さな神様ではないそうです。
三輪山にトグロを巻くくらい大きな白蛇の御姿だそうです。
詳しく知りたい方は「神社で奇跡の開運」たちばな出版に出ています。
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三輪の神の怖い話
一つの例としては、倭迹迹日百襲姫の事です。
「驚かない」というのでお姿を示したのに、姫は驚いてしまいました。
「約束が違う」と姫の陰部をついて…です、だから約束を違えると怖いですね。
次の例は、彼女の病気祈願に必死になって祈願した男性の件です。
妻子ある男性が、心惹かれる女性の乳がん治癒祈願に参拝しました。
男性は必死で、その事のみを祈願したといいます。
しかし、帰りに引いたおみくじが大凶といえるほどの酷いものでした。
この御籤を引いたものは、これより一年運気衰退…というものでした。
彼は他人の幸せを祈ったのに、なんだ三輪の神様はと戸惑ったそうです。
しかし、三輪の神は彼の心の奥底の邪心に鉄槌を下したようです。
三輪の神は天下国家の経綸を司るほどのスケールの大きな神様なのです。
個人的な願いも聞いてくれますが、大きな願いをする人を待っているそうです。
もちろん、先程の彼は冴えない一年を反省しながら過ごしたそうです。
三つ目の例ですが、これが一番怖い話です。
大神神社は三輪山を御神体としますので、勝手にお山に入ってはいけないのです。
神職でも斎戒沐浴して謹んで足を入れるそうです。
ピクニック気分で三輪山に行き、知らずに御神域に足を踏み入れると祟りが…。
たとえ、道に迷って入ったとしても、神様は許してくれないそうです。
縁談でいいところまで行っても、最後にダメになるというケースが起きるらしいです。
主祭神である大物主大神様は祟る事はしませんが、眷属の蛇神が祟るらしいです。
由緒ある神社にはご祭神を取り巻く眷属の神様がいるそうです。
眷属には龍神、天狗、蛇神とかが居るそうなのです。
三輪の場合は蛇神が有力な眷属さんらしいです。
烈火の如く怒った眷属の蛇神は本当に厳しく怖いようです。
三輪の神の抜きん出た功徳
当然、三輪の神様は一般的な願い事にも強烈な功徳を与えてくれます。
しかも、得意とする分野があり、それは、物の気(邪気、邪霊など)を払う神力です。
神社の由来を見れば明らかですよね。
物の気(ものの怪)による禍を起こす事もでき、止める事もできるのです。
また、男女関係のトラブルもビシッと押さえてくれるそうです。
これは経験がないので、分かりかねますが、泥沼に陥っている人には朗報ですね。
あとは、資金繰りの功徳が強烈にあり、経営者には欠かせないそうです。
まとめ
三輪の神様は史実に見るように、天下国家の平安と皇室の弥栄を守護される神です。
天下国家の平安と皇室の弥栄を祈願する参拝者を大歓迎いたします。
自分の願いは少し抑えて、天下国家の平安と皇室の弥栄を祈願するのが良いですね。
そんな人であれば、神様が救わないわけないと思うのですが…。
私も環境が整えば、また御幣をお納めする昇殿参拝したいものです。