「大根が二股になった…」「根は1本なのに、葉っぱが2株みたいに分かれてる…」どちらも経験しました。トホホ
そもそも「二股大根」ってなぜ起きるの?(結論)
大根の根は、本来はまっすぐ下へ伸びる直根です。ところが、根が伸びる途中で
障害物に当たる/刺激を受ける/根先が傷むと、進路変更のために枝分かれしやすくなり、二股になってしまいます。
二股大根の主な原因(家庭菜園で多い順)
原因1:土の中の障害物(石・木片・未分解の塊・硬い層)
いちばん多いのがこれらしいです。土の中に石や土の塊、硬く締まった層があると、根がまっすぐ進めず枝分かれします。
原因2:元肥・堆肥が「塊」で残っている(未熟堆肥・肥料やけ)
有機肥料や堆肥がまだ分解しきっていなかったり、化成肥料が一か所に固まっていると、
根がそこでストップして分岐しやすくなります。
原因3:間引きのときに根を引っ張って傷つけた
「間引くとき、スポッと抜いた」…これ、実は二股の引き金になりがちです。
残す株の近くを抜くと、残す株の根先が切れたり、土が動いて根が傷むことがあります。
原因4:1か所に2株以上残っている(=葉が“ふた株”に見える)
「根っこは一つっぽいのに、茎葉がふた株」というケースは、だいたい間引き不足で2株残っているか、
生長点が傷んで地上部が分岐しているパターンです。
特に、発芽直後〜本葉期に混み合うと、地上部が絡んで“1株に見える2株”が起きやすいです。
原因5:センチュウなど土の病害虫(根がゴツゴツ・コブ)
根にコブやザラつき、変形が出る場合は、土壌の病害虫(例:ネコブセンチュウ)も疑います。
こういう時は「土づくりの手当て」が効きます。
二股大根を防ぐ!栽培のコツ(手順で解説)
Step1:土づくりは「深さ」と「均一さ」が命
- 深さ30cm目安でよく耕す(スコップで2回掘りできると理想)
- 石・木片・硬い土の塊はできるだけ取り除く
- 粘土質・固い畑は高畝にして、根が伸びる層を確保する
大根は「根が商品」なので、土が整うほど成功率が上がります。
Step2:肥料・堆肥は“早め”に入れて、よく混ぜる
- 堆肥は完熟堆肥を使う(未熟堆肥は二股リスク)
- 元肥は塊を作らず、土と均一に混ぜ込む
- 心配なら「元肥控えめ」→生育を見て追肥で調整
Step3:種まきは「点まき」&深すぎない
- 1か所に2〜3粒まき(ペレット種なら1粒でもOK)
- 発芽後に間引いて最終的に1本立ちにする
- 種まき後は土を軽く押さえ、乾かさない
Step4:間引きは“抜かない”が安全(切る!)
二股防止の最大ポイントはここです。
残す株の根を守るため、間引きはハサミで地際カットが安心。
- 1回目:本葉1〜2枚で、元気な株を残す
- 2回目:本葉5〜6枚頃に1本立ちへ
- 間引き後は軽く土寄せして株を安定させる
Step5:追肥と土寄せで「まっすぐ太る環境」を維持
- 間引き後に追肥(やりすぎ注意。株元に直接かけない)
- 中耕して土をほぐし、丁寧に土寄せ
- 乾燥と過湿を繰り返さない(根のストレスを減らす)
「葉がふた株みたい」問題:原因チェックと対策
チェック1:本当に1株? 2株が絡んでない?
葉の付け根(株元)を見て、茎が2本立ちのようなら2株残りの可能性大。
対策はシンプルで、早めに1本立ちにします(遅れるほど根が絡みます)。
チェック2:中心の芽(生長点)が傷んだ形跡は?
虫食い・強風・踏みつけなどで中心の芽がダメージを受けると、脇芽が伸びて
「葉が2株っぽい」姿になることがあります。
この場合は、株は育ちますが形が乱れやすいので、次回は防虫・風よけ・踏まない動線を意識します。
二股を減らす「家庭菜園チェックリスト」
- □ 土は30cm目安で深く耕した
- □ 石・木片・硬い塊を取り除いた
- □ 未熟堆肥を使っていない(完熟堆肥)
- □ 元肥が塊になっていない(均一に混ざっている)
- □ 間引きは抜かずに切った
- □ 最終的に1か所1本になっている
- □ 間引き後に土寄せした
- □ 根がコブっぽい場合、連作回避や土壌対策を考えた
まとめ:二股大根は「土」と「間引き」でほぼ防げます
二股大根の原因は、だいたい土の障害物か肥料・堆肥のムラ、そして間引きで根を傷つけることです。
逆に言えば、深く耕す/塊を残さない/間引きは切る/1本立ちを徹底するだけで、成功率はぐっと上がります。
次の収穫では、ぜひ「すらっと一本」を狙っていきたいものです!


