伊勢神宮参拝、内宮だけの片参りはパワースポットなのにもったいない!

神事
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新年を迎えて初詣、初参りをするのは日本人の習慣として根付いています。

この一年の無病息災や大願成就を願う人も多いことでしょう。

中でも日本を代表するパワースポット伊勢神宮に参拝する人は圧倒的に多いですね。

 

伊勢神宮は内宮と外宮に代表される八百万の神々が鎮座ます強力な神域です。

しかし、もったいない事に内宮だけしかお参りしない人が多いのです。

 

特に正月などは大混雑しますので、とても外宮にお参りする時間がないかもしれません。

内宮だけ参拝し、おかげ横丁で正月気分に浸るのもいいでしょう。

しかし、大パワースポット伊勢神宮の功徳を思うと、本当にもったいないことなのです。

伊勢神宮とは

崇神天皇の頃、倭姫が御神体を背負い御神体の鎮もる場所を探しておりました。

ちょうど伊勢に来た折に「ああ、こここそ常世の波が寄せ来る好ましきところよ

といって、五十鈴川沿いの現在内宮がある場所に御神体を鎮もらせました。

 

伊勢神宮の内宮は天照大神を祀り、神域には百二十数社の摂社、末社、分社があります。

外宮の豊受大神は、天照大神が御饌御食津物を調えるために丹波から招いた神様です。

 

内宮の天照大神は太陽の恵みを現し、万物に絶対的な恵みを与えてくれます。

外宮の豊受大神は太陽の恵みを受けて育成した物、衣食住を司る神様です。

この事より、豊受大神は参拝者の身近な衣食住の徳を与えてくれるのです。

 

ですから、内宮は根源的なご利益のあるパワースポットといえます。

外宮はより現実的なご利益のあるパワースポットと言えますね。

参拝者数の比較

上のグラフは、最近の5年間の内宮、外宮の年間参拝者の推移です。

一目瞭然で内宮の参拝者が圧倒的に多いのです。

 

理由は簡単、伊勢は観光地ですのでシーズンには多くの人が訪れ大変混雑します。

車で行っても、公共交通手段でも伊勢市内での移動が大変なのです。

駐車場も混雑し、数時間の待機が当たり前の状況となります。

 

特に年末年始やゴールデンウィークなどには考えただけでもゾッとします。

そうなれば、内宮だけでもお参りしておこうというのは人情ですよね。

もったいない片参り

伊勢神宮の参拝には順序があると言います。

初めに外宮参拝をして、ここで全ての願い事をいたします。

そして、内宮では太陽のごとき天照大神様のお恵に感謝をするのだそうです。

 

天照大神様は大きな神様ですので、個人的な願い事よりも大きな願いが良いそうです。

例えば日本の繁栄、国家安寧、皇室の弥栄などで、あとは感謝ただ感謝だそうです。

 

それに比べて外宮の神様は衣食住全般の身近な願いを聞き入れてくださいます。

参拝者は外宮で全ての悩み事や願いを神様にお預けしてリフレッシュします。

そして、リフレッシュした晴れやかな心持ちで、内宮に感謝の参拝をするのです。

 

外宮の神様は大いなる功徳を与えてくれて、内宮に送り出してくれます。

内宮の神様は清純なる参拝者の感謝の祈りをとりわけ強く聞き入れてくださいます。

まだある片参り

朝熊岳金剛證寺

伊勢音頭の中に「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と有ります。

こちらにも「片参り」という言葉が出てきます。

 

朝熊岳金剛證寺は伊勢神宮の鬼門を守るお寺として建立されたそうです。

欽明天皇の頃、暁台上人によって開かれ、弘法大師によって堂宇が建立されています。

そして、密教修業の一大道場として隆盛を極めました。

 

御本尊は福威智満虚空蔵大菩薩で、日本三大虚空蔵菩薩の第一位の仏様であります。

御本尊は秘仏で、伊勢神宮のご遷宮の翌年に、二十年に一度のご開帳を厳修しています。

多度大社

天照大神の子神、天津彦根命が主祭神として祀られているそうです。

天津彦根命は、『古事記』の天照大神と建速須佐之男命の誓約の際に、お生まれになっ

た五柱の男神の内の一柱です。

 

それゆえ、「お伊勢参らばお多度もかけよ、お多度かけねば片参り」と詠われています。

こちらにも「片参り」という言葉が出てきました。

多賀大社

多賀大社の祭神は伊邪那岐命と伊邪那美命であり、天照大神の親神に当たります。

伊勢神宮の祭神である天照大神は「お伊勢お多賀の子」と歌われるそうです。

このことから多賀大社を参拝しなければ、こちらも「片参り」になるのでしょう。

二見興玉神社

伊勢神宮にお参りするとき、外宮に行き内宮を廻るというのが手順です。

しかし、その前に立石浜で禊をするのが古来からの慣わしだそうです。

 

はじめにまず二見興玉神社で禊ぎをして外宮にお参りするそうです。

禊を終え、下宮でこの世的な願いを済ませ、浄められた身で内宮に参拝するそうです。

確かに、神話の世界の理に叶っていると思いますね。

まとめ

伊勢神宮の内宮だけ参拝するのは確かに片手落ちといわざるとえません。

片参りですが、遠方から参拝する人からすると仕方のない事ですが、もったいない。

 

一番良いのはたっぷり時間をとってお参りするのが良いのですが…。

でも心配はいりません、神様ごとをよくご存知の方はわかっていると存じます。

そうです、神様によくお願いして参拝すればいいのです。

 

天照大神様は日本の最高神ですので、ここを踏まえれば大丈夫のはず。

その他の神々たちは日本神霊界のラスボス、天照大神様には敵いません。

 

ただこれだけ偉大で尊い神様ですので、大きい願いを叶えるのが得意のようです。

そして功徳があらわれるのは、早くて半年数年かかるのはザラだと聞きます。

人生の大きな転機に関与してくれるそうです。

 

例えていうなら、内宮だけ参拝するのはアポなし突撃参拝と云えるでしょう。

願いを叶える叶えないは神様の思し召しですので、お覚えをよくする必要があります。

 

最高神天照大神様にご挨拶しているので、地元の神社の神様も願いを聞いてくれるはず。

私なら近くの八幡様に伊勢に行ってきましたよと報告に行きます。

それも、八幡さまのお陰で伊勢に行き天照大神様にご挨拶できましたと。

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