西宮神社えべっさんは十日戎でエビス顔、商売繁盛で笹もってこい!

神事
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西宮神社といえばエビス信仰の総本社、1月10日の十日戎で名を馳せています。

えべっさんと云われニコニコと鯛を持つ姿はユーモラスで愛着が持てます。

 

「商売繁盛で、笹持ってこい」の掛け声で、商売の神様として人気者です。

よく間違えるのが「商売繁盛笹もってこい」ですが、「で」が入るのです。

商売を繁盛させて、笹(お酒、お金)を寄進しなさいとの意味らしいです。

えべっさんとは?

えべっさんはヒルコ大神と申し上げ、イザナギ、イザナミの第一子なのです。

しかし、二神が合体した時に、イザナミが最初に言葉を発したのがいけなかった。

女神が初めに言葉を出すのは良くないという事らしいのです。

 

それで、ヒルコ大神は子の数に入れずという事で、葦船で流されてしまいました。

そんなことから、漂流神とか外国の神とかと云われています。

西宮神社

西宮神社の祭神は、蛭子大神、天照大御神、大国主大神、須佐之男大神の4神です。

現在は蛭子系えびす大神総本社で、元々は広田神社の摂社であったそうです。

広田神社は天照大御神の荒魂を祭神として祀っている官幣大社です。

 

なんと、広田神社は格式高い神社で兵庫県では最も位の高い神様なのです。

広田神社の荒魂と対をなす和魂(幸魂か?)は宮中参殿に祀られているそうです。(この事実はあまり知られていませんよ😅)

また、上皇后美智子様が民間から皇室に嫁がれる時に右側の人々で、ひと悶着あったそうですが、右翼の重鎮である人が、「私の砂庭では美智子様の御霊は広田の神の…」とか発しまして、誠に皇后にふさわしいと言い、騒動が収まったそうです。

広田神社

広田神社の由来は、天照大御神が「ここ広田に祀れ」と神託したからです。

神功皇后に「我が荒魂をば…広田の国に居らしむべし」と神託されたそうです。

それで、天照大御神の荒魂をご祭神として祀ったことが始まりです。

 

このように格式の高い広田神社ではありますが、イマイチ人気が出ていません。

阪神タイガースが必勝祈願する神社なので、阪神タイガースが優勝すれば…と思います。

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えびす信仰(蛭子系)

えびす信仰の発端は、ひとりの漁師が神をかたどった神像を拾ったことからです。

そして神像が「我は蛭子神である。西宮の地にしかるべく祀るように」と言ったとか

漂流し漂着した神、ゆえに外国の神と考えられているようです。

 

エビスと発音が似ているエブスとはヘイブライ語でイスラエルのことを指します。

ゆえにユダヤの神ではないかと考える人もいて、まさに神話のロマンですね。

もう一つのエビス信仰

島根県の美保神社に祀られている事代主大神を信仰する勢力もエビス信仰です。

事代主は出雲の大国主の息子神として古事記に登場しています。

釣りが大好きで、国譲りの時に、それを承諾して海中にお隠れになった神です。

美穂神社⇒https://a.r10.to/hkqAzb

七福神信仰でエビス様、大黒様とペアーで出てくる時のエビス様は事代主らしいです。

大黒さんは大国主命で音読みでダイコクと読めるからだそうです。

エビス神のご利益

「商売繁盛で、笹もってこい」であるから、商売繁盛の神様であります。

漁師間の信仰では溺死体をエビスと呼び、拾うと豊漁になると云われています。

エビスは豊漁をもたらす、福をもたらすから商売繁盛の神になったのでしょう。

 

もともと平安時代は軍神であり、博打の神様だったそうです。

勝負に勝つ神様から、商売に勝つ神に転じたのかもしれません。

 

えべっさんの功徳を体現している人に、淡路島の有名な政治家原健三郎氏がいます。

とてもユニークなおっちゃんですが、十日戎で22年連続して奉納演説をしました。

なんと22年目に政治家の誉、衆議院議長に抜擢されたのです。

 

本人もえべっさんのお陰だと感じていたらしく、泣きながらお礼に来たそうです。

何事も20年くらい続ければ、それに報いる功徳を与えてくれるというエピソードです。

十日戎の功徳

十日戎の興味深い功徳は、深見東州著「神社で奇跡の開運」に出ています。

「十日戎とは天照大御神の荒魂が神威を顕現させ、蛭子大神と合体する極めて功徳の高い祭礼」とあり、これを強く信じて十日戎に行けば、とてつもない福徳と恵みが授かると言い切っておられます。

そして、天照大御神の御魂とは撞賢厳之御霊天疎向津媛之命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)と申し上げるそうです。

 

なんのこっちゃ、と思われるかも知れませんが、功徳をいただく上では重要ですよ。

よく知って参拝されると、えべっさんも嬉しいんじゃないかと思います。

そうすれば、たくさん功徳をくれるかも知れませんね。

御本殿の配置

本殿は三連の春日造理で、豊臣秀吉が再建して以来、美しさを保っています。

正面には天照大神と大国主大神、左に須佐之男大神、蛭子大神は右に控えております。

これは、「福は意外なところにある」と示しているそうです。

まとめ

西宮神社のえべっさんは蛭子系で大阪今宮戎神社のえべっさんは事代主系ということです。

でも本当のところは分かりませんが、ご利益があるのは間違いなさそうです。

 

西宮神社の祭神に大国主大神がいるのが、一つのポイントだと思います。

事代主系のえべっさんに対抗するには、蛭子系のえべっさんも大黒さんが必要です。

その辺りを考えた神職がいたのかも知れませんね。

 

参拝の時期ですが、思い立ったが吉日ということでいつでも良いそうです。

できれば、毎月がいいですが、無理であれば1月、5月、9月だそうです。

日にちは1日、15日ですが、ダメなら行ける日だそうです。

 

参拝頻度は多い方が真剣さが伝わりますし、神社の神事をしている時は神主も真剣です。

そんな時には神様も発動していると思うのですが、十日戎に行きたいですよね。

 

 

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