無宗教だと自称している人が多い日本人ですが、幼い頃から神社には縁があります。
生まれた時から初参り、七五三、合格祈願、結婚など折に触れて参拝しています。
そんな神社参拝ですが、してはいけないタブーがあります。
出雲大社でしてはいけないタブーは境内の砂や小石を勝手に持ち帰らない事です。
これはどこの神社でも言えることですが、神罰があるようです。
裏技は拝殿西側からの御祈願と昇殿参拝です。
裏技ということも無いですが、神社のことをよく知り、誠を示すことですね。
要するに神社という神域に長く居ればいるほど功徳があるらしいです。
出雲大社参拝手順
参拝の順序は、鳥居→祓社→手水舎で手と口を清め→拝殿へお参りという流れです。
まず鳥居の前で今から参拝しますよと挨拶(一礼)します。
そして、参道を手水舎まで進め、真ん中は神様の通り道ですので避けます。
参道のど真ん中を歩くのはタブーとなっているんです。
これは全国の神社全てに共通しますからご注意ください。
手水舎の前に「祓社」へお参りいたします。
祓社には、身についた穢れを祓い清めてくれる祓戸四柱の神が祀られています。
「祓社」で自らを清めて、大国主命の功徳を多くい頂こうという算段です。
祓戸四柱の神とは瀬織津比咩神、速開都比咩神、気吹戸主神、速佐須良比咩神です。
伊弉諾大神が阿波岐原で禊ぎ祓いし時にあれませる汚れを払う神々です。
手水舎の作法
手水舎に置かれている柄杓で清水を汲み手と口を清めます。
①右手で柄杓の柄を持ち水を汲み、左手を洗い清めます。
②柄を左手に持ち替え、右手を洗い清めます。
③右手に柄を持ち替え、清水を汲み、左手の中に留め口をすすぎます。
④左手をもう一度、清水で清めます。
⑤最後に柄杓の柄を立てるようにして、柄に清水を流し落とします。
みんなで参拝に行った時にこれが出来るとカッコイイです、出来るなという感じです。
そしてくれぐれも柄杓に口をつけて口をすすがないこと、不衛生ですし、見苦しい!
社会通念上、それタブーです。
本殿前の祈り
本殿前にやって来たら、二礼二拍手一礼の作法で参拝ですが、これはタブーです。
出雲大社ではニ礼四拍手一礼の作法でお参りします。
拝殿の前に説明がありますので、それを見習えば良いですよ。
願い事は小声でブツブツと祈りを込めて願うのがいいそうです。
そして、我よし人よしの願いで締めくくるのが良いそうです。
神様のホテル
本殿参拝をしたあと、反時計回りに回ると東側に東十九社があります。
東十九社と同じものが西側にも同様の建物があり、神様のホテルというものです。
旧暦の10月に全国の神様が出雲に集まるので、そのためのホテルだそうです。
日本中の神様が出雲に終結するのであれば、その時期に出雲大社に参拝すれば…
全国神社参拝の裏技と言えましょうが、神様は会議で忙しいそうです。(笑)
素鵞社(そがのやしろ)
本殿の後ろにあるのが素鵞社では、素戔嗚尊(スサノオノミコト)をお祀りしています。
素戔嗚尊は大国主命の嫡妻に当たる須勢理毘売命の父親神です。
根の国で大穴牟遅神に試練を与え、大国主の名を与え、名実ともに大国主にした神です。
素鵞社の裏側の軒下に砂が置いてあり、持ち帰ってお庭に撒くとご利益があるらしい。
稲佐の浜の砂を持っていき、代わりにご利益のある砂を持ち帰るしきたりらしい。
「ご自由にお持ちください」と書いてあれば、砂だけ持ち帰る事もあるでしょう。
これには注意してもらいたい、神様によくよくお祈りをして行うべきだと思う。
事によってはタブーを犯す事になるので不見識にやるべきではありません。
出雲大社で境内の砂や石を勝手に持ち帰り、神罰を受けたという話も聞きます。
そういう事もあるので、絶対に砂や小石は持ち帰らないようにしましょうね。
本殿西側からの祈り
本殿西側にはダメ押しで拝むところがあります。
本殿の中の大国主の御神体は西側に向かって配置されているのです。
だから御神体に向かい正面からダメ押しのお祈りをするのが裏技だそうです。
しかし、せっかく参拝するのであれば、昇殿参拝をお勧めします。
社務所に行き数千円のお玉串捧げ、本殿にはいり神主が御祈祷してくれます。
まとめ
出雲大社のタブーといえば、恋人同士で参拝すると別れるといいます。
同様の話は、金刀比羅宮でも聞きましたし、実践した人もいます。
これらは大学生の間で広がっている迷信です。
出雲大社は強力な神社ですので、多くの眷属がおいでになります。
龍神様などは立て分けに厳しいとお聞きします、不敬な事は控えるのが良いようです。
出雲大社の境内の砂や小石は絶対に持ち帰らないこと、持ち帰るのはタブーです。
また、最大の裏技は昇殿参拝です、神様の近くでお祈りできるので功徳も大きいはずです。